私がモントリオールに来て初めて就いた職は「ゲームテスター・翻訳スタッフ」でした。
 
実はモントリオールには沢山のゲーム関連の会社があるんです。。。何故なのか、具体的な理由はわかりませんが、考えられるのはまず法人税が安いことと、あとは多種多様な人種がいるので、「言語テスト」がらみの仕事が多いのかもしれませんね。実際この会社には日本人も複数いましたし、それ以外には中国人、韓国人、ブラジル人(ポルトガル語)、アルゼンチン人・メキシコ人・ペルー人など(スペイン語)、ドイツ人、マレーシア人、ロシア人、などなど、本当にたくさんの国から沢山の人たちが・・。


この最初の会社では、毎日毎日カプコンの「バイオハザード・オペレーション・ラクーンシティー」をプレイしていました。。。

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そこでの日本語字幕や音声におかしなところはないかどうかのチェック、並びにカプコンに送るためのレポートの日本語訳などなど・・。

ちなみに、ご存知かもしれませんが、「バイオハザード」っていう商品名は日本だけなんです。
北米では既に別ゲームが「バイオハザード」という名前で登録されていたので、販売の際には「Resident Evil」っていう名前に代わっています。。

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この会社では前述のとおり、私の他にも複数の日本人に出会いました。ワーホリで来ている子達、モントリオールの大学で勉強している人たち、結婚によってモントリオールに来ている人たち・・・。この会社以外にも、モントリオールにはこういった「ゲームのテスト」会社が複数あって、それぞれでやはり日本人が働いているようでした。


私の感想ですが、モントリオールでの初めて仕事を探す(カナダにおいて職歴がない場合)場合、ゲームテスターになる人が多いのではないのかな?と思いました。
 
もしくは、コールセンター勤務。どちらも、「英語(もしくは仏語)と日本語が話せる」事さえできれば勤務可能ですので。


ゲームテスターやコールセンターで働きながら、且つモントリオール(カナダ)での職歴を作りながら、別の仕事を探してキャリアアップを図る・・。
 
私もそうでしたし、他の日本人の方(結婚などでカナダの永住権を持っていらっしゃる方)はそうでした。中には、自分の時間を自由に持てるということで、このゲームテスターの仕事一本でやっている人もいましたが、この会社(他のゲームテスターの会社も同様ですが)の仕事契約って結構きつかったんです。多分今も変わっていないと思いますが。。

要は、「仕事があれば8時間勤務してもらって、その分お給料払いますが、仕事がない場合は出勤しなくてよいです。」っていう感じ。なので、いきなり「明日から1週間会社に来なくても良いよ」とか言われるんです!!この不安定さが怖くて、早くきちんとした会社に入りたいと一生懸命就活して、この会社に入って約10か月後には前の会社に採用してもらったんです。本当、すぐに次の仕事を見つけることができてラッキーだったなー、と思います。。


他にも、日本にもオフィスがあったと思うんですが、「GameLoft(ゲームロフト)」という会社や、スクウェア・エニックス・モントリオールという会社もあります。
 
モントリオールではゲーム産業もどんどん成長しているんです!


更に、モントリオールにはIT関係の会社も沢山あります。特に今は、Artificial Intelligence (AI:人工知能)関連の企業に対する既存大手企業の投資・合併が盛んにおこなわれております。例えば以下のニュース。


 


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Microsoft


最初の記事の中には、「グーグルが今後3年間で、AI事業のためにモントリオールにおよそ450万ドルの投資」を予定していたり・・。
 
北米においては、モントリオールは結構「IT企業・ゲーム企業の都市」としても有名みたいなんです。特にAIの分野。モントリオールはAIの最先端、という人もいるくらい。


確かに・・。。実は今私が働いている会社も、独自にAIを開発して商品に組み込んでいます。それくらい、AIというのが身近に感じる都市、それがモントリオールなのかもしれません。


これってもちろん、ケベック州政府やモントリオール市の努力のたまものだと思うんですが、政・官・学がうまく機能した結果、とも言えると思うんです。と言いますのは、前にも少しブログの中でお話したかもしれませんが、ケベック州の学費は「北米一」安いんです。それによって、カナダ国内からだけでなく、世界中から沢山の大学生がケベック州に。ちなみにモントリオールの大学は基本フランス語のみですが、2校だけ英語系大学があるんです。日本からの留学生はこの2校に通っています。



そうして大学を卒業後、海外からの留学生には確か1-2年の就労ビザが付与されるんです。そのビザでもって地元企業で働きつつ永住権を個人で申請したり、また企業への貢献が大きい場合等は企業が永住権申請の手助けをしたり。もしくは、1-2年働いて経験を積んで自国に帰って自国の企業へ就職したり・・。


ともあれ、政治家と学会のリードにより留学生が集まりやすい環境を作り(ビザと取りやすくしたり、学費を抑えたり)、卒業後の受け入れとして地元企業や地元に進出している国際的な会社が動いたりと。。ケベック州にて受けた教育・培った知識や経験をケベック州に還元するシステムを作ったのはすごいと思いますし、またそれが機能しているのは自慢しても良いかと・・。そうすることで、最先端の知識・経験から得るメリットをケベック州はこれから設けることができ、それが西域活性化・成長に繋がっていきますから。。

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こういう風な、良い意味・良い形での「移民・移住」政策が日本でも導入できれば、日本の未来も少しは明るくなるかな??
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