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さて本日はカナダの警察機構について。


まずカナダでは警察組織は連邦・州・都市単位で構成されています。例えば、モントリオールには”モントリオール警察”、トロントには”トロント警察”など。


ケベック州とオンタリオ州では”州警察”という組織もありますが、私たちがモントリオールで日常目にすることが多いのはこちらの警察(便宜上”都市警察”って言いますね、このブログでは)なんです。日本の警察と一緒でパトロールして防犯に努めたり、スピード違反を取り締まったり、犯罪被害に遭った人を保護したり、捜査したりします。

Montreal Police 02

(モントリオール市警察)


逆に、モントリオールなどの大都市には都市警察があるので、あまり州警察を見たことがありません・・・。


一方、「殺人事件」や「強盗事件」等の罪の重い重犯罪に関しては、カナダ連邦政府の警察(RCMP=Royal Canada Mounted Police、フランス語ではGRC=Gendarmerie royale du Canada。日本語では「王立カナダ騎馬警察」って訳されていますね。)が担当します。

 
アメリカと一緒ですね。アメリカも、殺人事件等になるとFBIが出張ってきますしね。


この辺りのセクショナリズムは世界各国どこでも同じなのかもしれませんねー。
 
アメリカの刑事ものの映画やドラマ、もしくは「踊る!大走査線」のように、モントリオールで殺人事件等が起こった場合、RCMPから来た捜査官とモントリオール警察の間で事件の引継ぎをしつつ、モントリオール警察の警察官は「RCMPってやっぱりいけ好かないなー」って思っている・・・。なーんて場面があるみたいですよー。


さてこのRCMP。写真ではのどかな「騎兵隊」みたいですが、もちろんこれはRCMPの一部。全員がこの騎兵隊みたいな警察官ではありません。。

RCMP 02

 
彼らはカナダ国中の重犯罪を捜査・管理する一方、実はもう一つ重要な役割があります。それは、”大都市圏以外の地域の警察”という側面です。

RCMP 03

(RCMPのパトカー)
 

上記のように、ある程度大きな都市は自前の警察を持っています。が、過疎地やあまり大きくない行政単位(街や村など)では、自前の警察を持つのは費用負担が大きい。でも、警察がないと安心して暮らせない・・・。こういった問題を解決するのがRCMPの存在。RCMPは大都市圏以外の、自前の警察組織を持たない行政単位の警察力でもあるんです。仕事の幅が広いですねー。。但し、ケベック州とオンタリオ州では州警察がこの部分をカバーしています。

確かに、オンタリオ州は首都オタワやカナダ最大の都市・トロントを抱えているので州警察は必要なんでしょう。。
 
一方ケベック州は「フランス語」と言う言語的な問題プラス州面積の大きさ(確か、ヌナブト準州だったかな?を除けばカナダで一番大きかったはず。。。州の北の大部分は人が住んでいない地域ですが、それでもケベック州全体の面積はなんと日本国土の4倍の大きさなんです

CANADA _ JAPAN MAP
 


日本の警察組織とはその組織形態が違うのも面白い所だと思います!
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