世界中至る所で反対!という行動が行われている、とメディアでは盛んに言っていますね。。日本のメディアでも同じでしょうか?

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ただ繰り返しになりますが、トランプさんが大統領に就任して約1週間しか経っていませんが、彼が行っている・行う予定のものはほとんどすべて選挙期間中に彼が公に述べていたこと・宣言していたことですよね。
 
「言ったことを実行しているだけ」とトランプさんも言っていましたが、その点では私もその通りだと思います。だって彼はずーっと一貫して同じことを言っていました、選挙期間から今まで。それで大統領にえらばれたんですから、「有言実行」して非難されるのは心外だ、という気持ちかもしれませんね。


また今回の措置も確か一時的なもの(1か月?)であり、かつ「イスラム教徒」を対象にしているのではなく、アラブ近辺の国のうち政情が不安定な地域からの難民受付を一時的に止めているだけだと思います。
 
これに関して言えば、オバマさんも大統領時代、確かイラン人へのビザ発給を一時止めていたことがあったように記憶しています(間違っていたらすいません!!)。。
 
とにかく、この措置は一時的であり、かつイスラム教徒全般を狙っているものではないと思いますが、メディアではあたかも「イスラム教徒全員が対象」で、「無期限」にビザを止めるような書き方ですよね、特にタイトルが。


これも以前のブログに書きましたが、「理想」と「現実」の間で苦しんでいるのが今の世界全体の状況だと思うんです。
 
「人類みな平等。宗教とかは関係ない。助けを求めている人は助けないといけない。」、これは100人に聞いたら100人が「その通り」という正しい答え・考えだと思います。ただ現実にこれを行うとどうなるか、それは今のヨーロッパの混乱やアメリカ大統領選挙の結果を見ればわかりますよね。
 
「理想」は素晴らしいが、「現実」を無視してまで、もしくは「現実」を損なってまで行う必要があるものなのか?という疑問をイギリス国民やアメリカ国民は持ち、今に至っているんだと思います。


「絶対的な正しさ」を盾に行動することに酔っている人たちが多いな、というのが僕の正直な感想です。ただし、国を動かす「政治家」は、どこの国でも「現実」に目を向けて行動してほしいと願っています。このギャップが今のアメリカの混乱を生んでいる・誤解を生んでいるのかなと。
 
正直、世界各国でこれから移民や難民の受け入れは厳しくなってくると思いますよ。トランプさんのように、公にするのではなく、見えないところ(ビザ申請プロセスなど)で、そのプロセスを誰にも公にすることなく止めていたり、とかやると思いますけどね。各国政府ってそれくらいしたたかだと思いますよ。
 
そういう点からいえば、トランプさんは正直すぎるのかもしれませんね。。。ほかの国(個人的にはヨーロッパが特に・・・)は、こういうことは宣言せずにやると思います・・。


また、私が知りたいのはアラブ諸国がトランプさんに対してどう思っているのか、反発しているのか、という点です。
 
イランやイラクなどは、もともとアメリカとの関係が悪いので、一時的にビザを止められるのは「あり得る」行動だったと思います。予想できたといいますか・・。

ただ、例えばイエメンとかその他の政情不安定な国からの難民申請が一時的に止められたことに対して、周りの国はどう思っているのかを知りたいです。というのは、今シリア難民の問題が大きくクローズアップされていますが、これってアラブ諸国できちんと対応しているのでしょうか?

本来、枠内・近隣の国々がまず難民受け入れで動くべきだと思います。もしくは調停などで動く、など。まずはアラブ諸国で分担して難民を受け入れるということを行っているようには思えないんです。なので、難民がヨーロッパを目指してヨーロッパが大混乱に陥り、かつアメリカやその他国々に助けを求めました。
 
が、難民の受け入れ→地元民との軋轢・失業率の悪化などの負の連鎖に入り、それに対してイギリス・アメリカが「ちょっと今のやり方を変えよう。これ以上移民・難民は受け入れられない」という行動を起こしました。


色々と複雑な状況があるのかもしれませんし、ただ単に私の勉強不足で、実は周りの国も行動を起こしていたのかもしれませんが、あまりにも「他人事」っていう感じなのが気になるんですよね、サウジアラビアとかUAEとかのお金を持っている国が。
 
なぜそういった国は非難されないんですかね?サウジとかUAEとかってお金持ちであり、かつアラブ世界では「王様」に当たる地位にいる国々なのに、同胞へ積極的に助け舟を出していないように見えるんですよねー。。。


とにかく、こちらのメディアでもそうですが、「イスラム教徒の入国を禁止した」という一部分だけ切り取ってニュースが流れているのが、私には不公平に感じたのでまたブログにつづってみました。
 
こういったニュースがFacebook等でシェアされていますが、そのコメント欄を見てください。英語ですが、みんながみんなこの政策を非難はしていないんです、実は。もちろん、避難している人の数の方が多いとは思いますが、支持している人たちも結構います。
 
繰り返しになりますが、「知識」としてしか知らない「絶対的な正義」と思っている理想と、「現実」として直面している問題。。。私はどちらが正しい・正しくない、と言うのは部外者である自分にはいう資格はないと思っています。どちらも状況によれば正しい意見・正しい考え方なのですから。


今はトランプさんが「イスラム教徒=悪い人たち」という色眼鏡で見ているように、世界が「トランプさん=悪い人」というフィルターで見ています。
 
このギャップは埋まらないと思います、立っている位置・負っている責任が違いますから。なので、私は個人的には有名人が(何も背負うことなく)民衆を煽っているのには違和感を感じるんです。煽られた人たちが何か行動を起こした、それが刑事罰の対象になる行為だった。それでも煽った有名人には責任はないんでしょう、多分。なので違和感を覚えるし、トランプさん以上にそういった人たちの方が「怖いな」と感じてしまいます。


ともあれ、来週以降もトランプさんを中心に世界は回っていくのでしょうが、どうなるんでしょうねー。。。
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