いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます!


最近はどうしても、トランプさんがらみの内容が多くなってしまって申し訳ないです。。 


さて本日はNAFTAに関わるカナダ国内のニュースについて。これもある意味、トランプさんがらみかも?


本日のカナダのニュースにて、GM(ジェネラル・モータース)がオンタリオ州・ロンドンに持っている組み立て工場において、今年7月までに最大600の職種を停止し、組み立て工場自体をメキシコに移す、と発表がありました。この発表に対し、この工場の労働組合のトップは勿論怒り心頭。

GM 01


「これではカナダがNAFTAに加盟している意味がない」と声を荒げているようです。


確かに・・・。NAFTAによって枠内(アメリカ、カナダ及びメキシコ)の関税が低く設定、もしくは撤廃されている現状、単純作業のお仕事は人件費が安いところ(メキシコ)に移動するのは道理ですよね。これでは、トランプさんが言っていた通りの展開。NAFTAはためにならない、と。。ただし、NAFTAを解消したところで、ビジネス面から言えばカナダもアメリカもその他の国も、アメリカ・カナダを市場とする商品の製造はメキシコに置いたままとなると思います。いくらアメリカ(及びカナダ)が高い関税をかけてメキシコからの商品流入を抑えようとしても、消費者には「選択の自由」があるわけですから。この消費者を巻き込んだ形での「一大キャンペーン」を張れれば別ですが、現時点ではトランプさんにはそこまでの求心力はないので難しいでしょう。。


一方、カナダ首相のTrudeauさんもここは正念場かもしれません。
 


 
と言うのは、彼の政党はリベラル派でNAFTAにも賛成。しかしながらその結果、カナダの雇用機会が減ってしまった(そしておそらく将来的にも減っていく)という事実を、国のトップとしてどう対処するか・・・。ちなみに、本日別のニュースで、「カナダ保守党の次期党首にKevin O'Learyさんが就任したら、2019年の総選挙でTrudeau現首相率いる自由党に勝てるかも」というものがありました。まあ、総選挙自体後2年後なので、考えすぎるのもどうかと思いますが、Trudeauさんを取り巻く環境も(他の国のリーダーと同じく、トランプさんの出現により)だいぶ変わってきたというか、厳しいものになりそうですね。。



ちなみにこのカナダ保守党。カナダ西部のアルバータ州を中心に英語を母国語とする人々に支持されており、フランス語を母国語とする人たちに支持されている自由党とはライバルかもしれませんね。前首相のハーパーさんもアルバータ出身であり、且つこのカナダ保守党の党首でしたから。。


さて話は戻りますが今回の件、コメントではいろいろと批判が出ております:


「トランプは自動車産業は全てメキシコからアメリカ国内に戻すって言っていたよね?今回の件についての意見が聞きたい。」
 
「NAFTAは結局カナダを利することがない。脱退するべき。」
 
「GMの不買運動をしよう。」
 
「多分、GMはトランプから”アメリカ国内の仕事をメキシコに移動させるな!”という意見を聞いて、表面上は反発したが、結局アメリカの仕事をメキシコに移す代わりにカナダの仕事をメキシコに移したのではないか。それならGMの不買運動をすべきだ。」

などなどなど・・。

この件に関しては否定的な意見が殆どですが(当たり前ですよね)、私には意図していないにしろ、アメリカを取り巻く状況がトランプさんの言った通り・トランプさんの有利になるような形になっていっているように思います。この件で、多分カナダ国内でもNAFTAに懐疑的な人間が増えると思いますし、NAFTA脱退をいう人が増えるでしょう。そうなると、トランプさんには追い風となりますね。上記のように「アメリカの国内産業保護のためにカナダが犠牲になった」という意見が広まったとしても(事実かどうかは別にして)、反トランプが増えるというより、問題の根本はそもそもNAFTAにある、という考えが浸透するだけのような気がします。なので、NAFTAは近いうちに解消されるだろうと、個人的には思います。


さてさて、トランプさんの大統領就任からまだ1週間ほどしか経っていませんが、今は彼を中心に世界は回っていますね。。今後どうなっていくのでしょう・・・。
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