さて、最近はちょっとネガティブな投稿が多かったので(本日もそうですが)、ちょっと目先を変えた話をご紹介したいと思います。


皆さまの中でタバコを吸われる方はいらっしゃるでしょうか?
私も実は喫煙者(妻も喫煙者でした)だったのですが、二人で同時に禁煙して今のところ成功しております。


私の場合は、「電子タバコ(Vaper)」を使って禁煙しました。電子タバコはカナダでは人気で、ある調査によると、(本当はダメなんですが)未成年者がタバコを始めるきっかけになるのがこのVaper使用からが多い、という統計も出ていました。なので、このVaperを含めて現在ケベック州では「未成年者に、電子タバコを含むいかなるタバコも売ってはいけない。売った場合は売主が罰せられる」という法律がつい去年末(2016年末)にできました。まあ、当たり前と言えば当たり前の法律ですけどね。。


 


確かに、私も明らかな未成年者がタバコを吸っている場面を何度も目撃しましたから・・・・。未成年者の喫煙はどこの国でも問題ですね・・。
 
また、近くの大人も注意しない・・・。日本でも、未成年者の喫煙について大人が注意するという行動は減ってきていると思いますが、カナダを含めた海外ではもっとそれが顕著です。悪い意味での「自己責任」を未成年・子供にも適用している気がします・・・。


(今から10年くらい前ですが、私が初めて海外に出た際の事。それはアイルランドで、1年間地元の小・中・高で日本文化や日本語の紹介を行っていました。
 
その際ある学校に2-3か月お世話になったのですが、学校の屋外のあちこちにタバコの吸い殻が

また、学校外で生徒に会うことも多々あったのですが、平気でタバコを吸っていたり。。。ホストマザーや学校の同僚に聞いてみたら、「学校外の活動・行動には一切関与しない」スタンスなんだそうです。。。そして学校内でもやはり「面倒なことに巻き込まれたくない」ということで見て見ぬふり・・・。でもだからと言って、学級崩壊のような状態ではないんです。生徒は先生の言うことはよく聞くんです、学校内で。なのですごく不思議な気持ちでした、当時。”勉強”に関しては強いつながりが生徒と先生の間にあったんだと思いますが、一歩そこから離れれば、学校の敷地内であろうがそこは”ドライ”な関係、もっと言うなれば”人間対人間の付き合い”でしか対応できなかったのかな??でもでも、生徒=子供にはまだまだもっと踏み込んで繋がっていかないといけない時期だとは思ったんですが、日本でも昨今この辺りの問題は複雑化しているので、難しかったのかもしれませんね、アイルランドの先生たちも、当時は・・・。)

Ireland 01


さてこのVaper、液体を使うのですが、その際ニコチン量を0mg、つまりニコチンなしにできるんです。
それで禁煙を開始。今もたまーにこのVaperを使いますが、これを使って禁煙に挑戦した時にわかったんです。何でタバコを吸っていたのか


ニコチンのため(ニコチン中毒)ではなく、ぷかーっと吹かす「」。これがしたかっただけなんです!!
自分でもびっくりしました・・・。ぷかーっと煙さえ出せれば、満足感に浸れたんです。それから徐々にこのVaper使用も減らしていき、今は本当にたまーに使うくらい。



現在は禁煙に成功している私と奥さんですが、まだ二人が喫煙者だった時に日本に帰国した際は本当に「日本って喫煙者にとって天国!」って思っていました!
 
屋内でもタバコを吸えるし、あくまでも「喫煙者」と「非喫煙者」との共存を考えているようでしたから。。翻って、ここカナダや欧米諸国では「喫煙者は遠慮して!」というスタンス。屋内は勿論、これも去年ケベック州でできた法律ですが、「建物の全ての出入り口から少なくとも9m以上離れないと喫煙してはいけない」というもの。


それまでは、特に冬場は、出入り口のすぐ横で喫煙していたため、タバコの煙が屋内に入ってきたり、建物に出入りする人たちに迷惑が掛かっていました。

まあ、欧米諸国ではこれよりももっと厳しいルールが地方地方で制定されていると思いますが、これに比べたら日本のルールはまだ緩いというか喫煙者に優しいですよね。


これも去年だと思いますが、日本でも「屋内での全面禁煙を!」という話がありましたよね。
これに対して、飲食店のオーナーさんたちが「客足が落ちて、売り上げが落ちる!」って言っていたと思います。


実は、これも私がアイルランド滞在時のことなんですが、同じ状況があったんです、アイルランドでも!
アイルランド国内すべての飲食店において、屋内全面禁煙を義務付ける、という法案があり、BarやPubのオーナーなどが猛反対。
 


 
理由は同じく、「客足が落ちて、売り上げが落ちる!」と。そういう反対をよそに法案は成立、そして施行されました。で、気になる結果はというと・・・・。

売り上げはほとんど落ちていなかったんです!むしろ、売り上げが上がっていたところもあり、その理由として考えられていたのが:

1. お客さんは「タバコが屋内で吸えるから」BarやPubに来ていたのではないので、屋外で喫煙することに大きな抵抗はなかったこと。
2. 逆に屋内の空気がきれいになったので、今まで喫煙者を理由にBarやPubを遠慮していた人たちが新規顧客として来始めたこと。
3. これを機会に禁煙を始める人たちもいて、BarやPubに来ない理由とはならなかったこと。

が考えられていました。それはそうだと思います。。カナダも含めて欧米のタバコの販売価格って、ものにもよりますが大体日本円で1箱1,000円以上します!
 
この値上げにより禁煙を始めた人たちもいますが、「喫煙者はタバコの値段が上がっても喫煙する」と言われる通り、タバコの販売量は落ちていますし、新規にタバコを吸い始める人も減っていますが、それでもタバコは引き続き販売され、高くても買っている人たちがいっぱいいるんです。


そんな中、屋内禁煙くらいでは根っからの喫煙者は折れませんよね。。なので、屋内禁煙にしてもBarやPubの売り上げには直接大きな影響はなかったんです。

多分、日本でももしこのルールを制定するとしたら、同じ結果になると思いますよ。むしろ、非喫煙者の来店割合が増えるかも。
 
ただ、日本はどうしても「互いの立場を尊重する」という方針みたいですから、このルール自体適用されないかもしれませんが・・。


もういっそ、「飲食店やビルなどは「喫煙の可否」を明記しておくこと」っていう、別の面からアプローチしてみてはいかがでしょうか?
 
既にあるかもしれませんが、飲食店は勿論、アパートやオフィスビルなどなど、すべて「喫煙の可否」を明らかにしておくことで、お客様・消費者側に選んでもらうようにすれば。

そうすれば、非喫煙者のみのオフィスビル、居酒屋さんと、喫煙者向けのオフィスビルや居酒屋さんなどの棲み分けができると思います。。


どうでしょう??
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