以前からちょくちょく海外での仕事、就活等をご紹介させていただいておりました。
その中で、「海外では日本に比べて解雇しやすい環境」と言うこともお話しいたしました。
そして今日、なんと私、お仕事を解雇されたのです!
しかもあっさりと。人事部の部長さんに呼ばれ、直属の上司ではありませんが実質その人の下で働いていたCTOと3者面談の形で解雇を切り出されたのです!
でもまあ、うすうすは解雇されるかも、って思っていました。と言うのは、私がこの会社に雇用された主な理由は「日本市場、および日本の子会社と本社との橋渡し」だったんです。ところが、この日本支社がうまいこと機能せずに売り上げを持ってくることができず、結局この子会社を清算して日本市場から撤退するという話になったんです。
さあそれから本日までの約3か月間。会社は「君には別のポストを探しているから」と言われていたんですが、ほとんどそのあとフォローもなく、時間が経つにつれ、「そろそろ解雇されるかも」と言う気持ちが大きくなっていったんです。残念ながら今時点では次の仕事は見つかっておりませんが、2か月くらい前から就活は始めていたので、早く次が見つかれば・・・・。
さてこの解雇、私も人生初めての経験でした。心の準備はしていたとはいえ、やっぱりショックですね・・。
解雇は日本と同じような解雇通知を頂きます。それにプラスして、ケベック州では「解雇予告は2週間前までに行うか、2週間分の賃金を払っての即日解雇」となっています。今回この解雇通知には2週間分の賃金を会社が支払う旨が記載してありました。それに未消化分の有給休暇も買取義務が会社にはありますのでそれも込み。
私の場合はありませんでしたが、ほかにもSEVERANCE PAYと言う、まあ「気持ち」のお金も含まれることがあります。
ただ一番大きいのは、ROE (RECORD OF EMPLOYMENT)と言う、この会社に入ってから解雇されるまでの給与明細一覧を記した書類をもらうこと。このROEと解雇通知を持って、SERVICE CANADAと言う政府事務所に行けば、EI (Unemployment Insurance)、つまり失業保険がもらえるんです。これも私は人生初めての経験。。通常、結婚などでの永住権取得者は、永住権取得後5年間は仕事がなくても失業保険はもらえないんです、カナダでは。それは「配偶者が養いなさい」ということ。まあ当たり前ですよね。以前お話しした家族ビザでの医療費高騰と同じく、カナダ経済に全く貢献していない時点で失業保険を与えるなんて意味がないですからね。幸い私はもうここにきて6年目なので、失業保険はいただけます。それまでずっと給与から天引きされてきましたので・・・。
まあとにかく、今はちょっとショックなので、時間をおきながら少しずつ仕事探ししながら失業保険の申請をしようと思います。
奥さんに心配かけないように、早く仕事が見つかればよいなー。。日本で在宅勤務ありの仕事も探してみようかな?
今日はちょっと悲しくショックなお話でしたが、今後も頑張って明るい気持ちでこのブログは続けていこうと思います!また、私の就活の様子もご報告させていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
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