日本でも最近、アメリカのブランドであるオールドネイビーが日本撤退を決めた、というニュースがありましたよね。
 
こちらカナダ・アメリカの北米地域でもファッション・アパレル業界の再編というか淘汰が進んでいます。そしてそのうちのキープレイヤーとしてカナダの会社が注目されているんです。。


私が住んでいるモントリオール地域でも、ここ数年で例えばZARAが撤退したり、TARGETが撤退したりと、ファッション・アパレル会社の撤退が相次いでおりました。
 
これはカナダだけではありませんが、他にもメイシーズやシアーズ、アメリカン・アパレルにアバクロンビー&フィッチなどと言ったブランドが店舗閉鎖などのリストラ策を進めております。
単純に、お店に出向いて商品を買う人が減った=オンラインセールスが増えた、というのが大きな理由の一つだと思います。
つまり、従来の実店舗による販売というスタイルが崩れてしまい、それをメインにしていた会社が再編に大わらわになっている、という感じですかね。

FASHION MAR182017 02


しかしながら一方で、カナダでデパート形態の販売店を展開するHudson's Bay Company (HBC)。カナダにいらっしゃった方はよく知っているかもしれません、The Bayという名前の方がよく知られているかもしれませんね。
 
LABAY MAR182017 01
(英語とフランス語での表記です。)
 
こちら、最近同業のアメリカの会社Sak 5th Avenueを買収したり、失敗しましたが上記ブランド会社の一つ、アメリカのメイシーズを買収しようとしたりと、かなり活発に動いているようなんです。


ただすごく不思議なのは、このHBC、あまりはやっているようには見えないんです。。私がこのお店を見るタイミングが悪いのかもしれませんが、お客もいつもまばらですし。

 
なので、どこからこういった買収劇に使えるお金を調達してきているのか、不思議なんですよね・・・。確かにこの会社自体、イギリスに期限を持つ、300-400年の伝統を持つ古い由緒ある会社なんですが、それにしても「小売業」という業態である以上、他の会社と同じように「オンライン・セールス」に対しての売上減という状況には陥っていると思うんです。もちろん、HBC自体自社のオンラインセールスサイトを持っていて、そういったお客様も捕まえる体制は整えているんですが、それにしても次々とアメリカの大手ブランドや小売業を買収するという動きがすごくびっくりします。その資金の出所も気になりますが、「実店舗での小売り」というビジネスモデルがオンラインセールスに押されている現状、ここまで積極的に買収を行うその根拠・勝算は何なのかを知りたいです。。


少なくとも、「オンラインセールスに負けないくらいの集客力を持つ、実店舗にお客様を集める」ことができる、という確信があるから買収を進めているんでしょうしね。

 
このHBC、買収劇だけでなく、各店舗での雇用も活発なようで、よく求人情報を目にします。皆が店舗数縮小などで対応している今が勢力拡大のチャンス!って捉えているのかもしれませんね。
ただ繰り返しになりますが、このHBCって、特に「何がすごい!」「目玉商品がある!」って言うわけではないんです。なのでとっても不思議なんです。もしかしたら、裏で政府からの援助とか何かがあるのかも?って疑うくらい。


今カナダで勢力を伸ばしている小売業って、Walmartが一番じゃないでしょうか??
はっきり言って、ZARAとかTARGETとかが撤退した原因の一つにはWalmartがあげられると思います。と言うのは、Walmartでも衣料品を取り扱っていますが、それって他のお店で取り扱っているのと大きな違いはないんです、素材とかの面で。でも価格は安い・・・。であれば、皆Walmartで買いますよね?実際、$20-$30出して買うTシャツ1枚と、Walmartで売っている1枚$5-$10くらいのTシャツ。素材に大きな違いがないなら(デザインとかは別ですよ)、皆安い方を選びますよね。なので、実際Walmartはいつも混雑するくらい繁盛しています。。Walmartはそれまでも専門店・デパートの強力なライバルになっています。最近は食品も取り扱っているので、地元のスーパーにとっても大きな競争相手になっていますしね。

WALMART MAR182017 01


そんな環境の中のHBCの躍進というか、積極的な拡大策。。。


これからもチャンスがあればその理由を追いかけていきたいと思います!





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