この事件も、実は先月辺りからモントリオールで大々的に報じられて注目されていたものなんです。
このコーチ、Bertrand Charestさん・51歳は、1996年から1998年まで、カナダの女子アルペンスキーのコーチを務めていました。この時、そしてそれ以前からも少女たちと不適切な性交渉を持っていたとされて逮捕、現在裁判が進められております。
ちなみに彼が逮捕され、裁判を受けているのは、モントリオールの北部にあるSt.Jerome市。モントリオール北部では一番大きな都市です。前回の誘拐事件が起こった場所も、モントリオールの北部・LAVAL市。
今月は「モントリオールの北部」、「高速13号線」がキーワードとなっていますね・・・。
さて話を戻してこのBertrand Charestさん。現在、57の罪で起訴されています。その中には、12歳から19歳までの12名の少女と不適切な関係を持ったことも含まれています。
そして本日の裁判にて、元カナダ女子スキーの選手が現役時代にBertrand Charestと関係を持っていたことを証言しております。それによりますと、彼女(プライバシー保護のために名前は明らかにされていません)は14歳の時にBertrand Charestさんにキスされ、二人はイタリアにスキー旅行に行ったそうです。
そして彼女が15歳になった頃から二人は性交渉を持つようになります。当時はわからなかったんでしょうが、その後彼女は「(Bertrand Charestさんは)何も知らない私をだまして性交渉を持った」と感じたそうです。
彼女によると、Bertrand Charestさんは彼女に愛を語り、また将来は大きな家と農場、馬も飼おうと話していたようです。
そして彼女が同じく15歳の時、妊娠が発覚。するとBertrand Charestさんは彼女を学校から連れ出し、堕胎させたのです。ひどいのはその後もBertrand Charestさんは彼女に避妊薬(ピル)を飲ませて性的関係を続けていたことです。
彼女は当時を振り返って、若かったし、また当時はBertrand Charestさんを愛していたと語っています。しかしBertrand Charestさんは当時から彼女に二人の関係性をほかに漏らすことがないように再三注意していたそうです。つまり、Bertrand Charestさんもこの関係が「不適切」としっていた証拠となりますよね・・・。
そして驚いたのが、実はこの彼女、この裁判で証言した「6人目」の被害者なんです!
つまり、すでに5名、同じような被害に会って、それを証言しているんです!
数々の証言者によって、Bertrand Charestさんが複数の少女を時には脅し、時にはすかしたりしながら自分のコントロール下において、不適切な性的関係を持っていた模様です・・・。しかも舞台はケベック州だけでなく、BC州やイタリア、アメリカにも及んでいます。
Bertrand Charestさんは「無理やり関係を持ったわけではない、同意があった。」と言っていますが、まず未成年と関係を持つこと時点でダメですよね。
いやー、これちょっと気分の悪くなる事件ですが、Bertrand Charestさんには厳しい処分を科して欲しいと思います。だって、「コーチ」として少女たちは彼を信頼していたのに、そしてご両親たちも信頼していたでしょう。それをこうも裏切るとは、本当にひどい話です。。
裁判でこれからさらに色々なことが明るみに出てくると思いますが、本当に厳しい処分を望みます・・。
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