もう、世界中で安全なところなんてないですね・・・。ロンドンの事件を見て本当にそう思いました。
もう10年以上前でしょうか、仕事でロンドンに3週間滞在していた時があって、その時にもロンドンの地下鉄を狙ったテロが起こりました。その後は、ロンドン市内至る所に警察官が配備され、どこに行っても身分証明書の提示を求められたものです・・。


今回のテロ事件はすでに容疑者が確保されているので、そこまで厳重な警備はないかもしれませんが、でもやっぱり怖いですね・・・・。


また、まだこちらでも明らかになっていませんが、動機がまず知りたいですよね。
と言うのは、これは偏見とか差別とかととらえられるかもしれませんが、この容疑者の名前:Khalid Masoodさん、アラブ・イスラムを祖先に持つ名前ですよね・・・。

UKATTACK MAR232017 01

(容疑者の写真。CBC Newsサイトより。)

ヨーロッパではパリやベルリン、ベルギーなどでイスラム過激派のテロがここ数年頻発していますよね。
 
今回の彼のこのテロ行為も宗教的な意味合いがあるのかないのか、まずはそこを知りたいですし、こちら・カナダでも人々の関心はそこに集まっているようです。。と言うのは、このニュースが速報で報じられると、何人かの人がコメント上で「またイスラムのテロ行為だ」と発言していたんです。


ヨーロッパでは確かにイスラム過激派のテロ行為がよく起こっていたので、そういうステレオタイプなイメージを持つのは仕方ない部分もあるかもしれません。加えて、前からお伝えしているように、隣国・アメリカのトランプ大統領の政策により、多数の難民希望者(そのほとんどがアフリカ・アラブからの人々でイスラム教徒)が不法にカナダに入国しており、世論調査でも約半数のカナダ人が現在の状況に危機感を抱いております。


このKhalid Masoodさんの犯行が宗教と関係あるのかないのかまだわかっていませんが、人々には「イスラム教・アラブ」に関して、さらにネガティブなイメージを与えてしまっていると、正直私は感じます。


現在はトランプ大統領の政策が過度に注目されているので、彼の政策のせいでアラブやイスラム系の人々が言われ菜迫害を受けている、そして彼らがテロに走る可能性がある、と言う意見もアメリカにはあります。一方、テロを止めるためには、ちょっと強引な方法も必要と言う意見もあります。つまり、「テロを起こさないよう、少しでも可能性のある国からの入国を一時凍結する」のか、「特定国からの一時入国を凍結したから、テロ行為に走るものが出る」のか・・・・。卵が先か鶏が先か、に似ている状況だと思いました・・・。


被害に会われた方の一刻も早い回復と、亡くなられた方のご冥福をお祈りしつつ、繰り返しになりますが、早く動機を調べて、再犯されない体制を作ってほしいと思います。また、日本を含め他の国でも、政府関連施設とか重要施設の警備は厳重にした方が良いかもしれませんね・・・。


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