またまたモントリオールから、今ちょっと物議を醸しだしている件について・・・。
モントリオール美術館にて先週まで”現代芸術・アート”として展示されていた一枚の写真が物議を醸しだしています。これ、幼い女の子が裸でテレビの上に座っている写真。これを巡って、「芸術」なのか、単なる「児童ポルノ」なのか、人々の間で意見が割れているようなんです。

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(問題の写真。Global Newsサイトより。)

この写真の撮影者は、北京在住の中国人芸術家のGAO兄弟。
なんでも彼らは元々「物議を醸しだす」作品が多く、またよく「裸・裸体」を作品に用いるのでも知られているそうなんです。で、その兄弟によると、この写真のテーマは「文化大革命後の身体の解放」と言うのだそう。


芸術って、その作者の気持ちや体験等を踏まえてみないと何がテーマなのか、どこが良いのかは素人には全く分かりませんよね。。。私はずぶの素人ですし、芸術の才能は全くないので何とも言えませんが、ただやっぱりこの作品はやりすぎ?と言う気はします・・・。

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一方、コンコルディア大学で心理学を教えている教授によるとこれは児童ポルノの類ではない、とのこと。
 
逆にこれを「児童ポルノ」と捉える人達は、その写真自体を「性的な対象」と捉えているから、と言っております。でもそれは極論すぎると思います。大学教授とは思えないような安っぽい言い方だなーって思いました。人間誰もが教授の言うような気持・心構えを思っているわけではないんですよね。「捉える方の捉え方の問題」って言ってしまうのは無責任すぎますよね。


そもそも、児童ポルノを愛好している人たちが確実に存在しており、そういう人たちに変な刺激を与えないように危惧しているのが本来の問題提起の意味のはず。それを「この写真を児童ポルノとして興味を持つ方がおかしい」と決めつけるのは怖いというか、世間を知らない、自分が何でも正しいと思っている人かな?って思っちゃいました。多分、そういう人なんでしょうねー。


問題は、この写真がオークションに出されるっていうところなんです。
モントリオールの人たちが心配しているのも、「この写真が変な人の手元にいったら・落札したら・・・・」ってところなんです。確かにそれは怖いですもんね。


また、この女の子はまだ自分で自分が行ったこと(局部も丸見えでの写真を撮られたこと)を理解できていないと思うんです。果たしてそれはアリなんでしょうかね??本人の同意は??将来、これが原因でいじめられたり、後悔したりする可能性もあると思うんです。そういったことまでちゃんと考えて、このGAO兄弟はこの作品を作り、また大学教授はこれを「芸術」だと言い張っているのかな??


なんか、「芸術」と言う耳障りの良い言葉で包んではいますが、要は「(認められたい、芸術作品を作りたいという)自分の欲求」のままに、対象者の将来など一切考慮せずに刹那的に創ったものって気がするんですよねー。。。少なくとも、この少女がちゃんと理解して撮影に臨んだのであれば、私は芸術って言ってもよいと思います。ただ、閲覧は年齢制限をかけたりする必要はあると思いますが。でも多分この少女は何も知らないんでしょう。。


うーん、なんか、大人の「言葉遊び」で少女が汚されたっていうのが、この問題の本質のような気もしました。。
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