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モントリオールのある幼稚園において、外の遊び場においておしっこを漏らしてしまった女児に対して、この幼稚園のスタッフがこの女児にモップ等の掃除道具を渡して、自分のおしっこを掃除するように指導したそうです。これに対して女児の両親が、モントリオール市の教育委員会に提訴。

CLEANUP MAY042017 01
(CTV Newsサイトより。)


この幼稚園のスタッフはこの行動は[教育の一環]と説明しています。まあ言葉は悪いですが、この言葉(教育)と言うのは、学校等で問題があった場合必ず使われる「逃げ道・言い訳」ですよね。もちろん、本当に教育の場合もあり、理解を得られるケースも多々ありますが、あまりにも安易に「教育」と言うフレーズを使って自分の行動を正当化しようとする教育者・スタッフ等が多いような気がします、世界的に。


さて皆さんはこのスタッフのとった行動は「教育」だと思いますか??


私はこの両親の言うように、これは教育ではなくただ単にこの女児を他の園児の前で辱めただけの、薄っぺらい対応だったなーって思います。もし本当に「教育」であれば、他の園児がいないところでお話しするなどやりようはいっぱいあったはず。しかもこの女児はまだ4歳。お漏らしをすることだってあるでしょう。


4歳の子どもに対してこのような行動をとること自体、トラウマを引き起こす可能性もあるんですよね。


その部分をきちんと考えていないスタッフ。市教育委員会はこの件の調査を進めております。また両親はこのスタッフの解雇を幼稚園に要求しておりますが、幼稚園側はこのスタッフとこの女児を今後接触させないことを約束。少なくとも、このスタッフは幼児教育に向いているとは思えないですからね。


状況によっては両親はこのスタッフの解雇を裁判に訴える可能性もありますが、まずは女児の心のケアをしてあげるよう、両親・市教育委員会、そしてこの幼稚園が動くのが先決だと思いました・・。



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