モントリオール地下鉄(メトロ)は、創業60年を迎える結構歴史のある公共交通機関。私も毎日の通勤に利用していますし、モントリオールで働く人たちにとっては欠かせない生活の”足”です。


ただ日本の東京や大阪などの大都市と比べると、地下鉄の路線も簡単で単純なもの。
全部で今のところ4路線しかなく、しかもそのうちの1つ(Yellow Line)は、駅数たったの3駅。これは対岸の街につなげるためだけのものですから、仕方ないのかもしれません。


そんなモントリオール地下鉄、ずっと前から路線の延長等が議論されてきていました。特に今はBlue Lineの延長をどうするかでずっとお話合いがもたれているはず。まあ最終的にはOrange Lineを環状線化し、またBlue LineとGreen Lineで同じく環状線化するって話を聞いたことがあります。本当にそうなるかは別として、ただ一番環状線化が早そうなOrange Lineにしても、多分僕が生きているうちは無理な気がします・・。


まずはその費用。額が大きすぎますし、そもそも工事だけでも10年以上かかりそう・・。


また、日本の路面電車のようなもの(Light-Railと言われるもの)の導入も話されているので、かぶってしまう部分もありそう。このLR、トロントでは運営されているんです。トロントでは地下鉄もあるし、うまくすみわけができているんでしょうね。また、極寒のカナダでもLRはきちんと動くという証明にもなりますし。


さてそんな中、今年11月のモントリオール市議会選挙を睨んで、地域政党のProjet Montréalが、モントリオール地下鉄に新たに"PINK LINE"を作ることを提案しました。この政党のリーダーであるValérie Planteさんが発表したこの計画、費用としては約60億カナダドル(約4,800億円)を見込んでいるそうです。。。

METRO MAY292017 01
(提案されたPINK LINE。CBC Newsサイトより。)

まあ、選挙前のパフォーマンスだと思います。このProjet Montréalという政党、市議会では65議席中17議席を持っており、市長のDenis Coderreさん率いる政党の33議席の約半分。これを逆転しようというつもりなんでしょうか??個人的には、新しいLINEも必要だと思いますが、まずは地下鉄の運航をもっと信用できるというか信頼性を高めて、運航停止があまり起こらないようなシステムにしてほしいです・・・。毎週必ず運航停止や10分以上の停止などで通勤に大きな影響が出ていますから・・。

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(Projet MontréalのリーダーのValérie Planteさん。CBC Newsサイトより。)

実現性の低い未来像で票を集めるより、もっと現実に沿って、今ある問題を解決する方法を提示して票を集める方がよっぽど良いと思いますが、Valérie Planteさんはそうは思っていないのでしょうね。まあ、結果は5か月後にわかると思います!


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