カナダ・ニューファンドランド及びラブラドール州にあるMuskrat Fallsと言う滝。
ここ一帯を政府はNalcor Energyと言う会社に依頼して開発を進めておりました。
それに対して地域住民は地質汚染や食料汚染を心配し、開発への反対運動を展開。

MUSKRAT JUN032017 05
(開発反対の抗議活動。CBC Newsサイトより。)


MUSKRAT JUN032017 04 (VOCM)
(こちらも開発への抗議活動の様子。VOCN.COMサイトより。)

Beatrice Hunterさんもそういった反対派の一人でした。

そのBeatrice Hunterさん、反対行動が度を越してしまったのでしょう、逮捕され裁判沙汰にまで発展。しかも裁判にて、「今後開発の舞台であるMuskrat Fallsには近づかない」と言う”禁止命令”を守ることはできない、と正直な意見を述べ、結果刑務所送り(刑期刑)に。

MUSKRAT JUN032017 01
(Beatrice Hunterさん。CBC Newsサイトより。)

問題はここからです。ラブラドール地区には女性刑期囚を収容する施設がなく、結果、St.John市の男性刑務所に収容されることになったんです。しかも、この刑務所はBeatrice Hunterさんの家からおよそ1,000kmも離れた場所にある施設。

MUSKRAT JUN032017 02
(男性刑務所に収容されるBeatrice Hunterさんの様子。CBC Newsサイトより。)

これはいくら何でもやりすぎだと、個人的にも思います。。
当然色々な場所、勿論この刑務所の前でも沢山の人々が抗議活動を行っています。


彼女は殺人を犯したわけでも、重犯罪を犯したわけでもありません。それなのに、殺人犯や重犯罪犯がいる、しかも男性刑務所に収容されたんです。そもそも、なぜ彼女の活動が刑務所に収容されるほどの”犯罪”となるのでしょうか??もしかしたら、反対運動がちょっと過激になって、現場で働く人たちに危害を及ぼす危険性があったのかもしれません。

MUSKRAT JUN032017 03
(St.Johnの刑務所の様子。CBC Newsサイトより。)

でもそれは男性刑務所に収容される理由にはなりませんし、またそもそもこういった「環境破壊vs開発」と言う構図は世界各地で見られ、たいていは政府側(開発側)が力によって物事を進めています。権力者側が自分たちの都合で現地の人たちの意見も聞かずに利権だけで物事を進め、自分たちの有利となるよう権力を行使し、反対派を弾圧する・・・。この構図はもうずーっと長い間同じなんですね・・。


それにしてもこれは本当にひどい対応。ここは左派でリベラルであるトルドー首相が率先して解決のために動くべき。


もし動かないのであれば、左派・リベラルとしての彼の信条が問われるものだと思います。



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