本日は日本のニュースからですが、どうやら日本でも残業代の支払い対象から外す「高度プロフェッショナル制度」の創設を柱とする労働基準法改正案が進んでいるようですねー。


これってまあ賛否両論あると思いますが、私の率直な感想からいえば「日本の労働者ってやっぱりかなり手厚い法律で守られている」って感じがします。


まず、残業代の支払い対象から外れる人たちは基本的に高年収(1,075万円)の人たちのみ。この時点でもう労働者優遇ですよね。つまり、1,000万円もらっている人も残業の対象になる可能性があるってことですよねー。

Overtime Work JUL122017 02


確かに、「仕事・労働」に対する価値観が違いますから一概に比較はできないと思いますが、こちらカナダでは状況は全く違います。契約した金額がどのような額であれ、年収制(サラリー制)の人たちは基本的には残業代なしです。残業代が発生するのは時給制の人たちのみなんです。


私もサラリー制ですので、ぶっちゃけ毎日残業していますが一回もその分が支払われたことはありません・・・。それで年収が高ければ問題ないんですが、年収も低くて残業代も出ない・・・。そう考えると日本って本当に恵まれている・労働者が過保護って言ってもよいくらい守られているなーって思うんです。


さらにこちらでは2週間の事前通知もしくは2週間分のお給料を払うことでその場で解雇することができるんです。これも日本とは違いますよねー。アメリカでは州によってはもっとすごくて、例えばカリフォルニア州などが採用している「At Will」制度では、会社側・労働者が、どちらも「いつ・いかなる理由でも」一方的に契約解除できるんです。


よくアメリカの映画で、自分の持ち物を段ボールに入れて寂しくオフィスを出ていく場面があると思うんですが、あれこそまさにこれ。いついかなる時に首にされるかわからない・・・。そう考えると、両極端のアメリカと日本の中間くらいの政策がカナダなのか?という気もします。

Overtime Work JUL122017 01


またカナダでは州によって残業時間の始まり(一般労働時間数)も違うんです。ケベック州では日本と同じく、基本的には週の労働時間は40時間として、残業代はその40時間を超えたところから発生します。が、お隣オンタリオ州では、残業時間は週44時間を超えたところから発生するんです。違いますよねー。


こうやって見ると、やっぱり日本って(労働条件は)恵まれているなーって思います。ただ逆に、そういう手厚い保護・簡単には解雇できないということがあるので、正社員登用に二の足を踏む・契約社員や派遣社員・アルバイトの割合が増えているのかなーっていう気もします・・。


難しい問題ですよね、どちらも一長一短ありますし。でも、日本でも残業=悪とまではいわないですけど、「残業している方が会社のために働いている、プライベートの時間をつぶしてまで残っている方が評価される」とみなされる風潮は早くなくなってほしいと思います・・。


(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク