本日のニュースはこちら。

ケベックシティーにおいて、イスラム教徒グループが「自分たちイスラム教徒用の墓地」のための土地取得を目指していて、その候補地にイスラム教徒専用の墓地を建設しても良いかどうかを問う住民投票が明日日曜日に行われます。


この墓地候補地はケベックシティーから南西におよそ35km離れた、人口およそ6,000人ほどの小さな街・Saint-Apollinaire。

Cemetery JUL152017 01
(問題の墓地建設予定地。Global Newsサイトより。)

ただし、今回の住民投票はこの街の住人全員が対象となるのではなく、その墓地予定地周辺に暮らしていたり、働いている人たちに限られており、投票できるのは49名のみ

まあ、昨今のイスラム教を取り巻く環境から言って、当然かもしれませんが既にこの計画に反対を表明している人たちが沢山います。その人たちの言い分は、「既にイスラム教徒用の墓地が、イスラム教徒の生活区域(多分モスルとかその周辺地域を言っているかと思いますが・・。)に存在しているので、そこを使えばよい。」とのこと。


一方イスラム教徒側は、「他の宗教と同様、イスラム教徒にも専用の墓地を市内に作らせてほしい」と言うもの。


どちらの言い分もわかると言えばわかると思いますが・・・。難しいですね、やっぱり、宗教と言うのが関わってくると・・。


世界的にはヨーロッパ、昨今は特にロンドンなどを中心にイスラム教徒と思われる人たちが引き起こしたテロ活動がまだまだ活発です。が一方こちらケベックシティーでは今年イスラム教のモスル襲撃事件があったのように、イスラム教徒が対象となったテロも発生。


また、ヘイトクライムも世界中あちこちで発生しているように、今はどうしても「対立(特に「イスラム教徒」対「地元住民・非イスラム教徒」と言うような)」と言う図式になっていると思うんです・・。イタチごっこと言うか、水掛け論と言うか・・。と言うのは、どちらも自分たち側を「弱者・被害者」として論を述べているので、どうしても話が平行線をたどるんですよね・・・。


上記の話に戻ると、イスラム教徒側は「自分たちは他の宗教を信じる人たちとは違って色々と差別されている」と思っているでしょうし、また地元住民側も「イスラム教徒の人たちが大量にこの地域に入ってくることで、現在の生活が崩れる」と言う不安を持っているでしょう。


時折このブログでも述べているように、まずはお互い「権利」を主張する前に、「相手側を理解する」事から始めるのが大事だと思います。それに加えて、「ダメなものはダメ」と言う態度をしっかりとること。これは特にカナダ連邦政府に言いたいことですが、これはイスラム教徒であれそうでないのであれ、今の左派政権はちょっとでも「弱者」と見える行動をとれば無条件に擁護する風潮。


そういうことではなく、対等に・公平に付き合っていって、お互いをきちんと理解・尊敬する・・・。言葉で言うのは簡単ですが、実践するのは難しいというのはよーくわかっています。が、結局これしか方法はないんと思うんです。でないと、あとはセクション主義と言うか、自分たちの考えに賛同する人たちだけのグループ、国にこもればいいじゃん!っていう考えになってしまうと思うので・・。



やっぱりこういった問題は本当に扱いが難しいものですね・・。


(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)