この調査、今回カナダとして初めて本格的に行ったそうで、それによります若年層のホームレスのなんと5人に3人はある時点で養護施設などの施設や援助を受けることができていたかもしれない、ということだそうです。そういった機会があったにも関わらず、結果5人に2人の割合で援助を受けることができる「年齢制限」に引っかかって、何も持たないまままた社会に放り出されるんだそうです・・。

HOMELESS AUG092017 01
(こんなに多かったなんてちょっとショック。CBC Newsサイトより。)

これレポートでは、カナダ連邦政府および各州・地域政府は、少なくとも25歳になるまで若年層のサポートが必要だと述べております。それは確かに必要な措置かもしれませんね。。

今回の調査では、約1000人の若年層のホームレス経験者への聞き込みも行っており、それによりますと、カナダ全体のホームレスの人たちにおける、13-24歳までの若年層の割合はなんと20%ほどもいるそうです!

この結果、私はちょっと驚きというかショックでした・・・。そんなにいるんですね・・・。

他にも、養護施設の利用者は2011年の約4万7千人から2016年は4万3千人と数は減っているみたいです
が、この若年層のホームレス問題、特に深刻なのがネイティブカナディアンの割合。2011年の調査ではホームレスの約半数がネイティブカナディアンだったとの報告もあったそうです。

LGBTQ2Sという言葉もあるように、ネイティブカナディアン・ネイティブアメリカンの人たちはマイノリティであるにも関わらず、こういったホームレス問題も抱える・・・。でも、ネイティブの人たちはカナダ政府からたくさんの助成金をもらっていて、働かなくても暮らせるはず・・。この辺りもちょっと謎ですねー。


でも本当、びっくりしました。そんなに若年層のホームレスがいるなんて。
それが例えば両親のせいだったり、理由があって親御さんと離れてしまったりした場合は、カナダ政府・州政府は勿論手厚く保護すべきだと思います!これは一般のホームレスも同様で、自分から進んでホームレスになったり、働くことが嫌という自分勝手な理由でホームレスになった場合を除き、不可抗力・そしてその状況から脱したいと思っている人たちにはどんどん手助けするべきだと思います!


ちょっと話がそれてしまいますが、不法入国してくる人たちに手厚い保護をするお金があるのであれば、まずは自国民の救済から行うのが筋だと思いますが、どうですかトルドーさん??


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