カナダの隣国・アメリカはニューヨーク州内のある街の試み。
それは、いじめを行った子供・生徒の親にも罰則を適用するというもの。具体的には、いじめが認定された場合、その両親も約15日間の刑務所への収監、及び約$250USD(およそ2万5,000円 - 3万円)の罰金。


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(いじめっ子の親にも罰則。Global Newsサイトより。)

この「反いじめ」法案、実はこのニューヨーク州が初めてではなく、ウィスコンシン州では2016年に、いじめが認定された場合その両親に$366USD(およそ4万円)の罰金を科し、更に1回目のいじめ認定から1年以内に2回目のいじめ認定がされた場合、両親には$681(およそ7万円)の罰金が科せられる法案を制定しております。

一方カナダでは、いじめを犯した人間に対する罰金刑や禁固刑は各州に存在しますが、その両親に対する刑罰はありません。これは日本と同様ですね。ただこちらではいじめの範囲も各州で異なります。例えばアルバータ州ではいじめに対する罰金刑の対象は未成年(18歳以下)に限定されていますが、中部の州・サスカチュワン州では未成年・成年問わず、いじめと認定されれば罰金刑が適用されます。


さてこのニューヨーク州での試み、カナダではどう思われているのでしょうか?そのアンケート結果が。

状況により、と言う答えが一番多いですが、それでも「両親にも罰則」に賛成が36%を占めております。

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(アンケートの結果。Global Newsサイトより。)


私も個人的にはこれ、アリだと思います。

日本でもいじめって深刻なもので、いつまで経っても事件が続く悪循環に陥っていますよね。
私はこのニューヨーク州の試み、日本でも適用すべきだと思います。両親だけでなく、私は日本の場合は学校側への罰則も入れるべき。例えば、該当の学校の校長や学年主任、担任等は1年間の停職処分・懲戒解雇など。


いじめを「学校の問題」「子供たちの問題」として責任を押し付けあって、当事者皆が「他人事」として受け取っている日本。やっぱりこの法律、日本でこそ適用すべきだと思いますが、皆さんどう思われますか?


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