先週末ですかね、確かベトナムはベナンで、アジア太平洋協力会議が行われたのは。
その会議で、関係11か国の首相・大統領が集まって、アメリカが離脱した後のTTPに関しての再交渉をする予定だったんですって。


でも結局この会議、キャンセルされることに・・・。しかも、ニュースによるとその原因がカナダと日本にある、と。。。


実はこのTPP再交渉のミーティング、事前に関係各国でスケジュール調整されていたんです。
が当日、このミーティングの前に日本の安倍首相とカナダのトルドー首相との会談が入っていて、2名の会談が多分良い調子だったんでしょうね、会談の内容は明らかにされていませんが、予定を大幅に超える時間の会談を行ったみたい。


で、カナダのトルドー首相はそのまま次の会談予定(Facebook関連の人との会談だったらしいです)に行ってしまい、阿部さんはTPP再交渉ミーティングの場に出向いて、このミーティングがキャンセルになった(トルドー首相が来れないため)ことを告げます。


結果、オーストラリアの貿易担当大臣などが不快感・不満を表明。まあそうでしょうね、形としてはトルドー首相のドタキャンって感じですから。


またニュースでは安倍さんの話として、「カナダの首相の話で、本日時点でカナダは関係各所においてまだ意見調整が取れていないため」キャンセルしたとのこと。それはそれでまた別に非難を浴びそうですけどね。と言うのは、このTPP再交渉ミーティングの前に、既にカナダ以外の他の国は関係各所・関係大臣間ですでに意見調整が済んでいたんですって。


であれば、カナダは事前準備もできていなくて、しかもこの大事なミーティングを飛ばして次のミーティングに行った、ってことに・・・。


しかも、報道によるとこの安倍・トルドー会談で、TPPに対する立場というか考え方の違いが浮き彫りになって、結果としてトルドーさんはTPP再交渉ミーティングをキャンセルした、とも書いてありました。安倍・トルドー会談にて安倍さんがトルドーさんにTPP再交渉について速やかに進めるように依頼したのに対して、トルドーさんはカナダに利益のある部分をもう一度精査して、時間をかけて検証するというようなことを言ったみたいで、早くTPP再交渉を進めたい日本と、カナダの利益を第一に時間をかけて再検証したいカナダとのギャップが浮き彫りになり、結果ミーティングのキャンセルっていうのにつながったらしいんです。

ABE TRUDEAU NOV132017 01
(表面上は仲良さそうだけど、実際は・・・。Global Newsサイトより。)

うーん、TPPの先行きも不透明ですねー。。。このニュースに関しては、コメント欄で結構トルドーさんへの批判も書いてありました。。どうなるんでしょうねー、TPP再交渉。もしかしたら、カナダも離脱するかもしれませんねー。


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