このブログでも以前お話しした、モントリオール市で施行された「ピットブル」法案
元々は、モントリオール市民がピットブルに襲われて死亡した事件を契機に、前モントリオール市長が施行したもので、これはモントリオール市だけでなく、他の世界の都市でも施行されている法案。

その法案では、新規にピットブルを飼うことを禁止していたり、全てのピットブルは行政に登録する必要があったり。

私は基本的にはこの法案には賛成でした。と言うのは、やっぱりこの「ピットブル」という犬種は闘犬にあたるもので、他のペットとして飼われている犬とはちょっと違うと思うからです。

Valérie Plante NOV202017 02
(見た目はかわいいですけど、ちょっとやっぱり怖い面も。CBC Newsサイトより。)

そうですね、例えば土佐犬を思い浮かべてください。
土佐犬って飼っている人の意見は違うかもしれませんが、やっぱり他の犬種と比べても感覚的にですが「危険」を感じる人が多いと思うんです。それと同じなんですよね、こちらのピットブルって。

で、新市長のValérie Planteさんが見直しを指示したこの法案、実はカナダのある都市のペット法案を参考にする予定なんですって。それがカルガリー。私も知らなかったんですが、カルガリーって北米でも「最も厳しいペット規制」がある年なんですって。ただ、その厳しさは「飼い主」に対してであって、ペットである動物が直接の対象ではありません。


Valérie Plante NOV202017 01
(新市長さん、この問題の抜本的改善を指示。CBC Newsサイトより。)

例えば、カルガリーでは都市圏で飼われている犬の90%以上はきちんとライセンスを受けているんだそうです。かなり高いですね、ライセンス率が。それもそのはずで、基本的にカルガリーではペットが問題を起こした場合はその飼い主が責任を取ることになっていて、罰金や場合によっては刑罰もあるんですって。


モントリオールが目指しているのもこのスタイルなんです。
今の法案は、「問題を起こす恐れがある犬種を飼うことを禁止する」という形ですが、これを変えて、もっと飼い主の責任を明確かつ厳しく規定することにする予定。


確かに、そっちの方が的を得ているかも・・。


この法案の変更、今後どうなるか注目ですねー。




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