トルドー首相のアジア歴訪、特にASEANとの連携を模索するのと、TPPへの加盟11カ国の大筋合意を目指していたはずなんですが、どちらも予想以上にカナダの印象が悪くなったように思います。。


まずはASEAN。前のブログでもお話しした通り、フィリピンのドゥルテ大統領への攻撃?非難?を行ったトルドー首相。なぜこのタイミングでそういうことを言うのか、私には全く理解できません。。側近に、ちゃんとTPOを見越して発言するように助言する人はいなかったんですかね??この部分だけ見ても、きちんとした外交戦略があるのか、ちょっと疑ってしまいますし、何よりも、自分の人気獲得のためと言うか、リベラル派としての対応だけを考えた行動だったのかな?とも思います。

TRUDEAU NOV212017 01
(人権派・リベラルとしての顔だけが突出しているような気が・・。CBC Newsサイトより。)

加えてTPP...。そもそも会合に遅刻してきた挙句、カナダの要求が通らない限り、署名はしないとの脅しも。でもその脅し、他の10カ国には通用せず、カナダ抜きでの合意形成に進んでいるようですね。正直、この部分でも外交方針の失敗だと思います。ぶっちゃけていえば、カナダのマーケットなんて人口およそ3000万人ほど。そこに入るメリットって実はそんなに大きくないのかも。だから、他の国は「嫌ならいいよ」って態度だと思うんですよね。それに気づかないカナダ政府・・。

TRUDEAU NOV212017 02
(こういう熱烈歓迎が勘違いさせているのかもしれませんね。CBC Newsサイトより。)

更に、カナダの貿易の最大相手国は勿論アメリカ。でもそのアメリカともNAFTA交渉で色々と問題が山積み。その状況で、今回のようにカナダの経済発展に寄与する可能性のあるTPPを蹴ろうとしているのはちょっと、と言う気がします。何かどっちつかずと言うか、行き当たりばったりな外交に見えるんです。。。そうじゃないのかもしれませんけどね。


でも、「アメリカにべったりくっつく」か、「諸外国との経済連携を密にする」か、二者択一ではありませんが、そのどちらに重点を置くのか、それで外交政策も変わってくると思うんです。


しかしながら、今のところはTPPに加入しない、ASEANとの連携も関係国の神経を逆なでする発言をする、アメリカとの交渉も難航と、全てにおいてマイナスになっている気が・・。


ここからどう挽回するんでしょうか、トルドー首相。ちょっと見ものですね!


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