これは確かに日本にとってかなりイメージが悪くなるニュース記事。日本がいかに「出産・育児が難しく、女性に優しくない国」かと言うことが、世界に向けて証明されたようなもの・・・。


詳しくはこちらのビデオをご覧ください:
https://globalnews.ca/video/rd/1103140931718/


簡単に事情を説明しますと、日本の熊本県熊本市の市議異界議員のおがたゆかさんが、ご自身の7か月になる赤茶を連れて議会に現れた際、議会関係者・議員さん、そして市議会議長のさわだよしともさんから、議会場から退出するように言われ、結果、強制的に退出されました。

JAPANPOLITICS NOV252017 01
(なぜ「呆気にとられる」のか、海外の感覚では理解できません。Global Newsサイトより。)

多分、ルールや慣習にないことをすることに関して容認できない、不寛容さと面倒に巻き込まれたくないという責任を取りたくないという、2つの日本的な性格を見事に表している事件ですね。


でも周りでしかめっ面している議員さんも、議長さんも、まさかこの件が世界で配信され、日本の不寛容を見せつけているとは思っていないでしょうね!


ニュースでは日本では出産・育児に関してきちんとした法整備がいまだになされていないと指摘しています。確かにここカナダの各州やほかの国と比べても、日本ってそういう部分では致命的に後進国ですよね。ニュースのコメント欄でも、「だから日本は高齢化が止まらない。」「出生率が引く理由を見事に表している。」と批判が一杯


このおがたさんも、「出産・育児と仕事」と言う女性が直面する問題を、どちらかを犠牲にすることなく両立できるように、と言う思いで今回問題提起の行動を起こしたとのこと。この部分は評価こそされ、非難されるべきではないと思います。


世界に目を向ければ、例えばオーストラリアの国会議員のLarissa Watersさんも、こちらは市議会ではなく国会に赤ちゃんを連れ、しかも授乳までしております!が、それに関して批判とか退出強制などはなく、周りが温かく見守りかつサポートしています。日本とは大違い。

(追記:2017/12/02)
ブログを見ていただいた方からの情報で、下記Larissaさん、もう既に議員さんではないそうです。
この件とは別ですが、日本でも問題になっていた、議員さんの「二重国籍」問題で辞任されたそうです。

JAPANPOLITICS NOV252017 02
(日本とは違い、国会にまで赤ちゃんと連れていける国も。Global Newsサイトより。)

まあこの件では世界に日本の女性に対するサポートや認識の遅れが改めて知れ渡りましたね。日本が女性等を含めた人権問題等で世界でも低い位置にいるのは理解できます、こういうことをやっているとね。


久しぶりに、日本人として恥ずかしいという気持ちにさせられたニュースでした・・・。





(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)