日本でもかなり前から、警察官の不祥事がよくニュースをにぎわしていますよね。
でも多分、ニュースになる以上の数の不祥事が実際にはあって、そのほとんどが握りつぶされているような気もしますが・・。
そんな警察官による不祥事、ここカナダでもあるんです。今回の事件はBC州のリッチモンドが舞台。この街でRCMP(カナダ連邦警察)として働くBrian Edenは、なんと警察資料に不適切にアクセスして、性的被害を受けた17歳の女の子の電話番号を入手。そもそも、そういった資料にアクセスできてしまうこと自体がずさんな管理体制であることを証明していますよねー・・・。
で、その後その女の子に不適切なメール・テキストを300回以上も送信!
なかにはとても10代の女の子に言うような言葉じゃないもの、不適切な表現も沢山・・・。
で、警察の内部調査やこの少女からの報告で問題が発覚したんですが、驚いたことにBrian Eden、実はもう一人別の女性の情報も同じように警察資料から入手して、これまた同じように不適切なやり取りをしていたんですって!そもそも、そういった人間を警察官に採用したっていうのが間違いですよねー・・・。まあ、採用時点では違ったんでしょうけどね、本人の気持ちや仕事に対する使命感等も。
結果、Brian Edenは警察を解雇されることに。当然と言えば当然だし、もっと言えば公的な文章・秘匿性の高い情報を無断で閲覧したなどの罪に問われる可能性もあるのに、解雇で済んだのははっきりって警察のお情けだと思います。
が、問題は彼が今後別の警察組織への就職を希望した際、それを断る理由がないということ。つまり、BC州やリッチモンドの警察組織へ応募することもできるんです。まあ、でもこれだけ公になってしまったら採用する側も躊躇するので多分採用されることはないと思いますが、なんというんですかね、公的な職業には今後5年間は就けない、と言うようなルールはないんですかね?だってそうしないと、結局何の「償い」もしないわけじゃないですか・・・。
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