去年はご存知トランプ・メリカ大統領のアメリカ第一主義政策により、大量の難民申請者が不法にカナダに入国してきました。特にハイチ人の不法入国者が多かったみたいです。

ELSALVADOR JAN082017 01
(去年は本当にトランプさんの年でしたね。CBC Newsサイトより。)

個人的にはトランプさんの政策は決して間違っているとは言えないと思うんですが、やり方ですよね。また急激な変化がやっぱり悪印象を与えたと思うんです。もうちょっと時間をかけて処理しても良かったのでは?とも思いますが、まあぶっちゃけアメリカ第一主義ですから、例えつながりの深い隣国とはいえ、「アメリカ以外の国がどうなろうとあまり気にしない」っていうのが本音でそういう姿勢をはっきり見せつけましたからね。


さてそんなトランプさん、今度は2001年の大地震以来アメリカ国内で保護ざれているエルサルバドルからの避難民に発給している短期ビザを2019年9月に停止する、と発表しました。これによりまた大量の難民がカナダに不法越境してくることになりそう・・・。しかもカナダはご存知左寄りのトルドーさんの政権。多分彼はまた国際的知名度アップのチャンスと見て「カナダは皆さんを歓迎します」とか言いそうだし、それによって本当にたくさんの人たちが不法に入国してきそう・・・。

ELSALVADOR JAN082017 02
(これもまた問題になりそうな気がします・・。CBC Newsサイトより。)

ただ、ちょっとうがった見方をすれば、アメリカが拒否した避難民の人たちは、陸路ではカナダしか行くところがないんですよね。メキシコにも行けますが、経済的・政治的な環境を考えるとカナダがより良いですし。なので、何をしたところで・何を言ったところで、そういうアメリカから拒否された人たちはカナダに来るってことがわかっているので、じゃあそれを自分の人気・自分の政党の人気取りにせめて利用しよう、と言う考えがトルドーさんにあったとしたら、彼も結構したたかかな?とちょっと変な感じですが、見直す?気持ちもあります。


ともあれ、また今年も沢山の不法入国者がカナダに入ってきたなら、国内の右寄りの人たちだけでなく一般カナダ人の不満がいつか爆発しそうでちょっと怖い気もします・・・。






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