今週の1/23~1/29にかけて、NAFTA(North America Free Trade Agreement = 北米自由貿易協定)の第6回目の交渉がモントリオールにおいて、カナダ・アメリカ・メキシコの間で執り行われます。
この交渉、元々は昨年就任したアメリカ大統領のトランプさんの"America First"に沿って、NAFTA加入のうまみがアメリカ側に少ないということでアメリカが再交渉を要求したのが発端。それから現在まで5回交渉を行ってきましたが進展はなし。そしてカナダ側の担当者はこの今週の6回目の交渉からアメリカがNAFTA脱退の動きを加速させるのではないか、と言う不安を持っているようです。
と言うのは、全く交渉が進展しない状況にトランプさんが業を煮やし、NAFTA脱退を決めるというシナリオが現実味を帯びているという話らしいです。
一方カナダのトルドー首相は先々週、NAFTAについて3カ国が"Win - Win"関係に慣れる協定であり、状況を楽観視している、と言うコメントを発表。明らかに交渉担当者との温度差を感じますよね。。と言うか、やっぱりこのトルドーさんって政治的なセンス・外交的なセンスが欠けているように思えるのは私だけですかね??
色々と反論はあるかもしれませんが、私はトルドーさんは「小泉元首相の劣化版」っていう感じがします。国民の人気取りのセンスはあると思うんですが、それに対しての政治的センスがなさすぎる。。小泉さんのように自身の人気を生かして政策を推し進めていくというような感じではなく、あくまでも主眼が「人気取り」に重きを置きすぎている感じがするんです。言ってみれば、日本をダメにした民主党政権の鳩山元首相や、国内の一部の人間からの人気だけを気にする韓国の歴代大統領に似ているかもしれません。
話が逸れましたね・・・。さてこのNAFTA、確かにアメリカにとってのうまみは少ないかもしれません。と言うのは枠内での最大の市場を抱えるのがアメリカ。つまり、カナダやメキシコの製品がアメリカに入ってくることはあっても、市場規模の小さい両国へのアメリカ製品の輸出では、アメリカ国内企業にとってはバランスが取れない、っていうことかもしれません。
さてこれがどうなるか。。。私はアメリカがとりあえずは期間限定でNAFTAからの脱退をして、それで実際の影響を評価するっていう行動を取ると思います。記事でもアメリカが「6か月の脱退」を宣言する可能性に触れていましたしね。
さてさて、どうなることやら・・・。
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