フロリダ州での銃乱射事件。17名もの尊い命が奪われた惨劇。
これ以前にもアメリカでは度々銃乱射による無差別殺人事件が起こり、その度に銃規制が叫ばれはするものの、ほとんど進展していません。アメリカのあるマスメディアではこの件に関してトランプ大統領を非難していますが、それはお門違いと言うもの、と感じます。この責任は歴代大統領、及び国会議員全員が負うものではないでしょうか??

FLORIDA FEB252018 01
(フロリダ州での銃乱射事件の犯人で元生徒。CBC Newsサイトより。)

2017年にもラスベガスでしたっけ?でコンサート会場で銃乱射事件がありましたし、本当、毎年起こっているのにそれに対応していない国・州の責任であり、極論ですが、アメリカ国民全員が責めを負うべきものではないか、と私は思います。

こうした事件が起こるたびにアメリカで注目されるのがNRA(全米ライフル協会)。彼らは必ずこういった事件の後、「悪いのは銃ではなくそれを使用する人間」として、銃規制の流れを強くけん制します。また現在の与党である共和党の大口サポーターとして、巨額の献金を行っており、全米屈指の利益集団・ロビー集団でもあります。

実際、一昨年の共和党内の大統領選挙でトランプさんの対立候補だったルビオ議員。彼はこのフロリダの事件の後、講演において聴衆から「今後NRAからの献金を受け取らないと約束できるか、銃規制を進めるか」という質問に対して返答しておりません。つまり、NRAとの関係を断ち切る気はなく、銃規制にも賛成ではないということ。

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(こんな殺傷能力の高い重が簡単に安く手に入るというのが既に異常。CBC Newsサイトより。)

でもこれが実際のアメリカの議員さん、特に保守系や共和党の人たちの率直な気持ちなんだと思います。現在は銃乱射事件でよく使われる半自動小銃の規制をしようと言う議論が活発化していますが、そもそも自動小銃、半自動小銃の規制議案自体が否決されていました。それから改めて半自動小銃の規制を進めることができるのか、またそれに積極的に関与しようとする議員がどれだけいるのか、私は疑問です。


はっきり言って、半自動小銃が規制されたところでこの手の事件は無くならないでしょう。必ずそれに代わる殺傷能力の高い銃器を銃関連会社が販売したり、また改造したりするでしょうから。



ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、日本でのたばこ・喫煙に関する動きと一緒のような気がします。屋内での喫煙条件が大幅に譲歩・骨抜きにされたというニュースを見ましたが、これも業界団体の強い圧力とそこと強いパイプを持つ議員との間で決められたことであり、「国民の健康」等の部分・本来の法規制の趣旨が致命的に欠落して出来上がった、「意味のほとんどない」モノですよね。
要は、「国民の健康、命よりもお金が大事」と言うのが、このタバコの件でもアメリカの銃規制の件でも、「それが真理であり当たり前」のようにまかり通っている、っていう印象を受けます。


あるSNS上にこんなブラックジョークと言うか、笑えないアメリカの矛盾が投稿されていました:
「共和党は中絶は神への冒涜だとして強く反対している。でも生まれた後は、”銃により殺される”ことはOKだとして認めている。」


私はアメリカでは銃規制は進まない、銃は今後もなくならない、コントロールできないと思います。これだけ銃により人が無差別に殺されていても、それすらどこか「冷めた目」で見るアメリカ。
なんというか、「銃による無差別殺人事件」は一種彼らにとっての「日常」なのか?と感じてしまうほど、熱が見られないし、また被害者に対する中傷も多く見られます。
さすがに今回のフロリダ州の事件は注目されていますが、これも今後どうなるか、はっきり言ってわかりません。既にNRAとの関係を断つ、という企業も数社現れ(確かデルタ航空とかユナイテッド航空だったと思いますが違ったかな?)、良い方向に進んでいる気もしますが、今までの経緯を見ると、この動きが「銃規制」にまで進むとは思いません。


また、銃規制反対派は「こういった事件から身を守るためにも銃は必要」とよく言いますが、では実際こういった事件から銃で身を守れた人はいますか??
銃犯罪から身を守るために銃を持つというのはしょせん「言い訳/銃保持の正当性をつけるための安っぽい理論」になっていると思います、現代では。確かに、個人レベルでは銃の保持によって犯罪を未然に防げた例も沢山あると思いますが、それ以上の銃犯罪被害者が絶対にいると思います。


まあこの部分は私が個人的にアメリカを怖い国、って感じるところなんですよね。アメリカに遊びに行くのは良いとしても、住みたいとは絶対に思いません。
カリフォルニア州とかニューヨーク州とかの大都市圏は銃規制が厳しいと聞きますが、それでも銃所持禁止ではないんですよね。


もういっそ、「銃所持の義務化」くらいして、逆にアメリカ国民1名1名が銃を法的に装備しなくてはいけないっていうくらいしないと何も変わらないのでは?そうなると今以上に銃による殺傷事件が頻発するでしょうが、それこそが「アメリカ(政府や議員)が求めている姿」なのでは?



これだけ毎年銃による殺傷事件が起きているにも関わらず、一向に事態が進展しないのはやはり異常・おかしな国としか言えませんよね・・・・。
やっぱり怖いです、アメリカ・・・・。






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