以前からブログでもお話ししている通り、私個人は隣国アメリカのトランプ大統領って言うほど「悪い」大統領とは思えないんですよね。まあ、アメリカ国内に住んでいないので、傍からの意見なので「だから何?」と言われればそれまでですが・・。

TRUMP MAR112018 01
(本当、ユニークで評価が難しい大統領ですよねー。Global Newsサイトより。)

ただ彼の言っていることに間違いはない気がするんです。それは誰もが思っていることですが、「協調」や「良い人に思われたい」と言う気持ちが邪魔して言えない「本音」。それをただ、何の駆け引きもなく素直に出しているのがトランプ大統領であり、アメリカの「声なき市民」が選んだのがそういう大統領。


なので、彼の言葉には私は結構な「重み・真剣さ」があると思うんです。コロコロと意見を変えることもありますが、例えばアメリカと北朝鮮の対話ムードが高まっているのも、韓国が仲介がうまくいったからではなく、世界各国が協力して行った経済制裁の結果と、トランプさんの発言の結果だと思うんです。多分北朝鮮は本気で「トランプさんは怖い。戦争になる。」と思ったからこそ、すり寄ってきたんでしょう。


そんなトランプさん、最近の声明で「テレビゲームの暴力性と現実の暴力」についての関連性について述べていました。この点は沢山の調査によっていまだ関連性は見えない、と言うのが通説。それに対してトランプさんは何らかの関連性がある、と述べているんです。


確かに関連性はあるかもしれませんが、この声明自体が問題。つまり、共和党の大口サポーターである「NRA」への批判をかわすための生贄として「テレビゲーム」を持ち出したってことは子供でも分かります。ひいては、「銃規制には積極的には動かない」と暗に言っているようなもの。これも政治力学でしょうかね・・・。元々トランプさん自体が保守なので、銃規制に積極的ではないのはわかりますが、でもこのタイミングでのこの生命はうまくないですよね。まあ、すぐに各方面から非難が出てくるでしょうが、逆に上記「北朝鮮」や当ブログでもお伝えした「鉄鋼・アルミニウムへの関税」問題に世間が注目している今なら、こういった声明も出しやすいって思ったのかも。


やっぱりトランプさんはユニークな大統領ですよね。振り幅が大きい・・・。良いことと悪いことの幅が・・・。それが日本及びカナダにとって得となる場合も損となる場合も出てくることでしょうね、今後も。





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