先週開かれたケベック州議会において、ケベック州の労働大臣Dominique Vienさんがケベック州内の労働条件に付いての提案を行いました。それによりますと、3週間の休暇(有給)を得る条件を現行の勤続5年から勤続3年に短縮する、また家族の世話などで無休で休暇・休職できる期間を現行の最大12週間から16週間に延ばす、更に5日前までに通知のない急なシフト変更等に関しては拒否できる権利、などを提案しております。
確かにこれって結構労働者向けの良い政策だと思います。特に一般労働者向けには喜ばしい政策。通常、ハイクラスの求人に関しては、こういった休暇なども条件に入っているもの。つまり、ルール以上の条件を提示(年間休暇数を4週間与える、とか)するものなので、そういった人たちにはあまりメリットはないかもしれませんが、私のようなスタッフにはメリットが大きいです!
こちらはきちんと休暇を取るようなシステム・文化が出来上がっているので、その中で休暇数が増えるのは本当にライフ・ワーク・バランスの上で良いことだと思います!
そういえば、日本ではプレミアムフライデーという、一種のライフ・ワーク・バランスを考えた提案がありましたが、あれってどうなっているんですかね??尻すぼみになっている可能性があると思いますが・・。やっぱり日本の場合も、まずは有給をきちんととれる仕組みに変えることが先決だと思います。そのための第一歩として、有給の消滅を無しにして、使わなかった有給は会社が買い取るという、こちらと同じ仕組み、もしくは「1.5倍で買いとる」というようなちょっとハードルを上げたルール設定が必要だと思います。
そうすれば、会社側も積極的に休暇をスタッフに取らせようとするでしょうから・・。
日本でもライフ・ワーク・バランスが取れたルール設定ができることを期待しています!
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