CBCニュースのレポートによりますと、カナダ国内で各グループへの好感度を調査した結果、イスラムへの好感度が一番低く、特にケベック州が一番低いスコアだったそうです。調査では、「白人グループ」「キリスト教・カトリックグループ」「先住民族」「人種的少数民族(日本人、アジア人など)」「LBGT」そして「イスラム教徒」のグループに対して、好感度を0から100で評価。それによると、ケベック州ではイスラム教徒へのスコアは56とダントツで低いみたい。


ただ、各州レベルの結果、及びカナダ全土の結果でもイスラム教徒への評価が一番低いというのも事実。

MUSLIM MAR242018 01
(調査結果。Global Newsサイトより。)

これは調査方法にも問題があると思いますが、でもカナダ国民の率直な気持ちを表している気もします。調査方法で言うと、どうしてもケベック州が他の州に比べてイスラム教徒が多い州なので、トラブルや問題も沢山起こっているんですよね。なのでどうしてもイスラム教徒の数が少ない他の州と比べてネガティブなイメージが出てくるのは仕方のないことかも。つまり、ケベック州が一番イスラム教との「衝突」が起こりやすい州でもあるので、どうしてもこういった結果になるのでは、と思います。


また、こういったイスラム教徒に対する偏見に対して、国会で「イスラム教徒への偏見をやめるように勧告」する動議を提出した問題がありました。更に、去年ケベック州のモスクで起こった銃乱射事件。大変痛ましい事件でしたが、この事件の発生日を「イスラム教徒への偏見をなくす日」として州の特別な日に設定しようという動きもあります。ただし、これに関してはケベック州政府の主要政党はすべて反対を表明。つまりこういったところがケベック州内でのイスラム教徒へのネガティブなイメージを生み出していると思うんです。当ブログでも話題にしました、イスラム教徒による「名誉殺人」事件など、カナダに来ていても「イスラム」の教えを第一にし、カナダのルールと衝突した際もイスラムを第一に考える。また、自分たちが変わるのではなく、上記国会への動議提出などのように「カナダをイスラムに優しい国」に変えようする。こういった動きに対して一般市民が強く反発しているのでこの結果に出ているのでは?と個人的には思います。

MUSLIM MAR242018 02
("イスラムだけ特別"な主張をすればするほど、地元との溝が大きくなっていく・・。Global Newsサイトより。)

ちょっと前に見たブラックジョークですが、「カナダが”イスラム国家”になる前にトルドーを辞めさせよう!」と言うのがありました。これって上記問題や現在のカナダ国内のイスラム教徒の動きを端的に表しているブラックジョークだと思います。


確かに偏見はいけませんし、改善するところは改善しないといけないと思います。が、これは一方の側だけが改善するべき問題ではなく、両方が対応、真摯に受け止めるべき問題。
でないと、いつまで経ってもイスラム教徒側は「自分たちは被害者」として、どんどん要求をエスカレートしていき、感情的な対立が深くなっていくから。実際、ケベック州ではイスラム教徒の移民に対して規制強化すべきと言う意見が強くなっている、と言うデータも紹介されていますしね。


この問題、簡単には解決しないでしょうが、イスラムへの偏見の是正とともに、イスラム教徒の行動も併せて考えていくべきだと思います。






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