当ブログでもお話しした、Mout.Royalにて起こった交通事故。自転車に乗っていた18歳のClement Ouimetさんが車に衝突して死亡した事件。この問題でモントリオール市長のValérie Planteさんは、事故が起こった道路の車の通行を禁止する考えを発表しました。

MTROYAL MAR242018 01
(事故により亡くなったClement Ouimetさん。ご冥福をお祈りいたします。Global Newsサイトより。)

私は車の通行を禁止するのはいかがなものか、と思います。確かに悲劇的な事故ですが、車の通行を禁止することで事故を防ぐというのであれば、全ての交通事故事件で同じ対応を取らないといけない、道路の意味がないという本末転倒なことになるからです。人の生命は確かに重いものです。でもだからと言って、事故が頻発しているわけでもなく、特定の一個人の犠牲だけで特定地域のルールを変えるというのはちょっと変かな?と思うんです。それよりも、車と自転車の交通ルールの見直しや、警察による監視強化などを行うべきだと思います。


ただし、本日のブログのように、この事故の加害者男性が無罪なる可能性が大きいというのは理解できません。ニュースによると、事故を起こしたのはカリフォルニアから旅行に来ていた59歳の男性。彼はSUV車を運転していました。そして事故現場において、Uターン禁止であるにもかかわらずUターンしたことでこの事件が起きてしまったんです。


つまり、このニュースを見ると、明らかにこの男性の「交通ルール違反」が事故を引き起こしたはず。逆に言えば、ルールに沿ってUターンしなかったら、Clement Ouimetさんが事故にあった可能性もかなり低かったはずなんです。

にも関わらず、裁判では「疑わしい・グレーゾーンが多く、必ずしもこの件が事故を起こした直接の引き金だったとは限らない」として、彼に無罪判決が出る可能性が大きいそうです。


つまり裁判所は「地元民でなければ、交通ルール違反を起こしてそれが重大な事故につながっても罰しません。」と言っているのに等しいんですよね。これって本当に被害者家族の気持ちも考えていないし、何より「交通ルールは守らなくても良い」って言っているのと一緒ですよね??


本当に馬鹿らしい、馬鹿げたこと。確かにモントリオール・カナダの司法レベルがこれだけ馬鹿げた、被害者感情を一切考えられない、判決を下すのであれば、前言を撤回して、この地域は車通行禁止にするべきかも。だって、事故が起こっても司法は守ってくれないし、保護もしてくれない。であれば、最初から「事故が起こらない」状況にしないと自分の命も守れない。


今回の件は、「カナダ政府は一切あなたたちを守りませんので、事故・事件に巻き込まれるのは”自己責任”として行動してくださいね。」と言っているのと一緒。であれば、車を通らせないようにするという、本末転倒の策ですが、モントリオール市長のValérie Planteさんが言っている方がよっぽどよい解決策だと思います。。。





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