世論調査会社・IPSOSが発表した集計結果・アンケート結果によりますと、カナダの与党・リベラル党の党勢に陰りが見えるようです。以前のブログでも少しお話しした、「明日総選挙があるとして、どの政党に投票しますか?」と言う調査がありました。その際、リベラル党を抜いて、保守党が支持率1位を獲得。今回の調査結果もその傾向を表しているようです。


しかも、リベラル党の支持基盤と思われる、中間富裕層そしてミレニアル世代の支持が保守党やNDPに流れているとも。


調査結果では回答者のうち56%がリベラル党は政府与党として期待に応えていない、更に60%の人が政権交代すべき、と言う結果が出ています。たった5%だけ、リベラル党は期待以上の働きをしていると答えています・・・。

TRUDEAU MAR312018 01
(一期だけで終わる可能性も? Global Newsサイトより。)

更に上記リベラル党の支持基盤と思われる中間富裕層とミレニアル世代に加えて、強力なリベラル党支持はだった女性票もこの調査では35%が保守党へ、30%がリベラル党へと、保守党に逆転を許しております


年収別・年代別での支持を見ても、保守党が第一位となっているものが多く、唯一上記支持基盤の一つであるミレニアル世代だけ、以前リベラル党の支持率が高いみたいです。がそれでも、33%の支持で、時点のNDPへの支持率31%とほんの2%の差しかありません。


この調査から、今までリベラル党の支持層であった中間富裕層・30-50代世代の支持が保守党へ、ミレニアル世代の支持がNDPへと流れているのがわかるそうです。


州別での調査結果でも、リベラル党の衰退が顕著。カナダ最大の人口を誇るオンタリオ州。ここでは保守党の支持率が42%(州政府は連邦政府と同様、リベラル党が握っているにも関わらず、です。)、次いでNDPが27%、そしてようやく与党であるリベラル党が26%となっています。更に南部から中部の州であるアルバータ州、サスカチュワン州、及びマニトバ州では、保守党の支持率が半数である50%を超えています。

TRUDEAU MAR312018 02
(政党別の支持率。保守党が第一位に! Global Newsサイトより。)

リベラル党が優勢なのはここケベック州と大西洋側の州。ただし、大西洋側の州は国会議員の数が少ないので、連邦政府への影響力としてはかなり限定的だそうです。それよりもやはり、人口の多いオンタリオ州、ケベック州、アルバータ州やBC州の動静が大きく影響するみたい。


これから見ると、来年2019年の総選挙ではリベラル党の勝利はかなり微妙。トルドーさんは[One-and-Done(一期だけ)]の首相になる可能性も大きいです。が、実は前回の2015年の選挙でも、トルドーさん率いるリベラル党への支持率は40%を割っていたんです。なので、来年の総選挙でもリベラル党が勝つ!っていう人もいますが・・・。でも2015年時は、それまで2期8年政権を担当していたハーパーさん率いる保守党政権へ飽きていた投票者がリベラル党へと投票した傾向が大きかったと思うんです。


来年はそのぶり返しに加えて、やっぱりトルドーさんへの批判、リベラル党政権に対する批判が大きく影響することになると思います。


さて来年の選挙、どうなることか今から楽しみです!






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