ケベック州に26店舗を展開するWALMART。そのWALMARTは、ケベック州の「知的障碍者向けの就活プログラム」に参加していました。具体的には、知的障碍者の方にWALMARTで働いてもらって、そこで就労経験を身につけてもらう、と言うプログラム。大変すばらしいプログラムですし、それに参加しているWALMARTもやっぱり大企業・世界的企業の名に恥じない行動だなーって思っていたんですが・・・。

WALMART MAR312018 01
(大企業としてはちょっと残念な対応・・。CBC Newsサイトより。)

先週、WALMARTは突然このケベック州のプログラムを中止・脱退することを発表したんです。
しかも詳しい事情は一切話すことなく・・・。確かに、これはどちらかと言えばWALMART側の「善意」があってこそ成り立つもの。なので、中止・脱退の理由を強制的に聞くことはできないかもしれませんが、でもやはりそこは影響力の大きい会社。またそれで困惑する人たちもいるので、説明はしっかりして欲しかったです。


多分、WALMART内部で利益追求型のスタッフが多数を占めてしまったんでしょうね。利益をもたらさない行動はすべて中止にしよう!と言うような意見が出たのかも。でも、地域社会に貢献することも大きな企業にとっては重要なこと。いやらしい言い方をすれば、そうすることで会社のイメージアップにつながり、ブランディング、マーケティング活動にも一役買うことにもなりますから。


その部分を差し引いても、「利益がない」と思ったんでしょうね、この脱退を決定した人は。WALMARTは現在も業績が良いようですし、本来なら逆にもっと積極的にこういう活動をしていくべきなのに逆に止めてしまう・・・。もしかしたら、少なくともケベック州内のWALMARTは業績が悪くなっているのかな??


ともあれ、とても残念なニュースでした。。。






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