Global Newsの記事によりますと、去年2017年にアメリカからカナダに不法入国し、難民申請をした人のうちおよそ50%がケベック州を経由してきたそうです。去年は約5万人が不法入国してきましたので、およそ2万5千人がケベック州経由だったということになります。更に2018年の現時点での不法入国者数はすでに6,000人を超え、前年に比べてもハイペースで増え続けているそうです。

Illegals APR222018 01
(どこかでしっかりこの流れを断ち切らないと、カナダはとんでもないことに。CBC Newsサイトより。)

そして今年もようやく暖かくなりつつあり、これからどんどん不法入国者が増える模様。ケベック州では1日で400人が不法入国してくると予想。これは去年の1日当たり250人から増える、とケベック州が考えている証拠です。すでにケベック州ではカナダ連邦政府に早急に対策をするよう要請していますが、連邦政府は難民申請者への労働ビザ支給を早める、などと返答。もうこの時点ですでに会話がちぐはぐになっていますよね、州政府と連邦政府の間で。


不法入国者に対しては数百万ドル(数億円)が2017年には使われています。今年はそれ以上になりそうです・・。上記労働ビザの支給を早めるという件も、ビザを支給するということは受け入れるということ。更に、健康保険等もカバーされるということ。どんどんカナダの負担が増える・・・。


これに対して一般カナダ市民からは当然不満の嵐。トルドー政権の対応のなさ、無条件で難民を受け入れることへの拒否反応が沢山出ています。更にケベック州政府などの州政府レベルも連邦政府を批判。さらにさらに、野党の保守党も厳しく連邦政府およびリベラル党を批判しています。


まあこれは当然と言えば当然ですよね、何度も言っていますが。トルドーさんはどこの国の首相なのでしょうか?誰の信任を得て首相になっているのでしょうか?勿論カナダですよね。にも拘らず、彼が行っていることのほとんどがカナダへ恩恵をもたらすものではなく、極めて「スタンドプレー・目立ちたい」要素の多い行動ばかり。今カナダ市民が欲しいのは「カナダのことを考えてくれる」首相でしょう。






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