ケベックシティーで先週開催されていたG7。
その直前にアメリカのトランプ大統領がカナダやEU、そして日本を含めた国々に対して鉄鋼やアルミの輸入に対する関税措置を取るという発表を行っていましたよね。


それも影響しているんでしょうが、やっぱりこのG7、「トランプ劇場」って感じだったと思います。こちらでも連日テレビでG7の様子を流していたり、解説したりしていましたが、どうしても構図としては、「カナダがいかにイニシアチブを取ってか、取っているか」と、「アメリカのトランプ大統領 v.s. その他の国々」って感じでしたね。

G7 JUN102018 01
(一見和やかに見えますが…。 CBC Newsサイトより。)

でもそれは初めからある程度分かっていたことであり、そのための対応を各国はしているべきだったと思います。だってトランプ大統領は就任以来一貫して「アメリカ・ファースト」を打ち出していてぶれませんから。なので、TPPにしてもアメリカを外した形で成立したように、「アメリカ抜き」もしくは「対アメリカでスクラムを組む」と言う形の方法が必要だったのでは?と思います。


一方、そういうことをすると、アメリカは今は敵対していますが、平気でロシアや中国と結びつく可能性も。実際トランプ大統領はG7にロシアを戻すべきって言っていましたしねー。そう考えると、やっぱり政治的経験は無くとも、「交渉事」ではビジネス経験豊富なトランプ大統領に振り回されているって感じでしたね。

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(交渉ごとにおいては、トランプさんとトルドーさんでは役者が違ったかな? CBC Newsサイトより。)

一方日本はある程度の成果はあったと思います。こちらでも小さく報じられていましたが、北朝鮮との融和が進んでいるように見える現在、日本政府が北朝鮮による拉致問題解決及び規制を緩めないようにG7各国にお願いし、全ての国から協力を得られましたから。また、安倍首相が会議でイニシアチブを取ったりと、やっぱり安倍首相の国政政治舞台での手腕を各国がしっかり評価している表れだとも思いました。

日本国内では色々問題があるかもしれませんが、世界から信頼される・頼られる日本であるためには、やっぱり安倍首相が必要なのでは?と個人的には思いました。


さて、今後世界はどのように動いていくんでしょうかねー??






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