ニューヨークのエクアドル料理店で働くPablo Villavicencioさん。ピザの配達でニューヨーク州にある陸軍施設を訪れます。その際、施設前のゲートで身分証明書の提出等を行いましたが、そこで彼の身分をチェックしていた陸軍スタッフがPablo Villavicencioさんが必要な滞在許可を持っていないことを見つけ、移民局に通報します。
結果Pablo Villavicencioさんは移民局に逮捕され、強制送還措置を受けることになります。
Pablo Villavicencioさんは結婚しており、奥さんはコロンビア出身ですがアメリカ国籍を持ち、子どもたちもアメリカで生まれたためアメリカ国籍を持っています。つまり、Pablo Villavicencioさんだけが不法滞在者ってことなんです。
この移民局の措置に対して、市民団体や議員さんが「家族を離れ離れにさせるな!」と抗議行動を行っていますが、それってやっぱりおかしい気がするんですよね。だって、明らかに「ルール違反」をしているのはPablo Villavicencioさんの方であり、なし崩し的(妻も子供たちもアメリカに合法的に滞在できるから、自分も)に自分の滞在も合法的に滞在できる限りさせるのはおかしいと思いますし、これがまかり通れば、アメリカは不法移民がますます増えることになると思います。
確かに悲しい事件ですが、やっぱり自業自得と言うか、ルールに沿った対応をしなかったPablo Villavicencioさんの個人的な責任だと思います。
いま世界的にこういった事件でリベラルな対応が目立ちますが、「越えてはいけない一線」をちゃんとみんなが理解していないと、世界中で移民問題が発生すると思います。と言うより、こういった問題に辟易している人たちがトランプさんを選び、EUからの脱退を選んだんですからねー。もうちょっと、自国のこと、ルールのことを考えるべきでしょうね、各国の人たちは。
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