まずはこちらの現地のニュース映像から:


人種差別と言うより宗教的な差別、と言った方が正しいかもしれません。
トロントのフェリーターミナルにおいて、あるイスラム教徒の家族が酔っ払った白人男性に絡まれて、この白人男性がこの家族に対して「ここは俺の国だ。お前らが何か質問してよいことなどないし、お前らなんて関係ない。」と言うようなことを言ったんです。

TORONTO JUL282018 01
(口論となった場面。Global Newsサイトより。)

ただ、幸いこの家族の大人な対応で大ごとにまではなりませんでしたが、それでもSNS上ではこの男性に対する非難が集中。まあ当然ですよね・・・。ひどいものです、酔っ払っていたとは言え。悲しいことに、トロント警察の発表ではこういったイスラム教徒に対する差別・嫌がらせは減少傾向には無いようで、定期的にこういった事件が報告されるそうです。


確かに一般のイスラム教徒にとってはよい迷惑ですが、つい最近のトロント銃乱射事件もイスラム教徒(アラブ系)と思われる人物の犯行でしたし、社会・コミュニティーがイスラム教徒に不安を持っているのも確か。また多くの場面で彼らイスラム教徒がカナダへのアイデンティティよりもイスラム教へのアイデンティティを優先することも確かで、それが周りの人たちにとって不安になっているのでしょうね。


話は変わりますが、ドイツ代表のエジルさんの問題が今ヒートアップしていますが、これも単純にエジルさんのアイデンティティが「ドイツ人」なのか「トルコ人」なのか、と言うもので、結果エジルさんは「トルコ人」としてのアイデンティティが「ドイツ人」としてのアイデンティティを少し上回っている、とドイツ人が思った(そう思われる行動をエジルさんがした)、と言うのが本質では?


何度もこのブログでお話ししていますが、移民のアイデンティティって本当に重要で大きな問題。受け入れ側の国にとっては、ここをしっかり押さえておかないと問題ばかり起こることになりますよ・・・。






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