昨日に引き続き、カナダの銃関係のお話になります。
皆さま、カナダの銃所持についてどれくらいご存知ですか?私もあまり知らなかったんですが、この機会にざっとですが調べてみました。


それによると、カナダではライセンス(許可証)を取れば銃を所持できることになっており、カナダ国民であればなんと12歳から銃所持は可能なようなんです!

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(私自身、初めて知る情報ばかりでした、カナダの銃事情・・・。Global Newsサイトより。)

その中についても、規制対象外と規制対象とに分かれ、対象外には狩猟用のライフル銃やショットガンなど、規制対象には拳銃とアサルトライフルが含まれるそうです。でもショットガンが規制対象外って何??怖い!!


ただ、これってあくまでも「所持」に対する許可であって、「携帯」するのはほとんどの銃器において違法なんです。なので、銃を持って街中を出歩くのは違法。あくまでも銃を使う場所と保管場所間の移動のみが認められており(例えば、銃の保管場所から銃の訓練場までの移動など)、日常的に携帯するのはダメ。勿論、警察官や軍関係者とか以外ですよ。


で、元々こういった銃を持っている人たちって、狩猟目的なんです。アサルトライフルやショットガンは意味が分かりませんが、狩猟用のライフルとして許可を取っている人が多く、それも生活の上で必要なものなんだそうです。その点は納得です。


でもやはり昨今の銃犯罪の増加により、銃の保持自体に疑問を持っている人たちが多いのも事実。そこでモントリオール市議会でも連邦政府に圧力をかけるため、特に規制対象となっている拳銃とアサルトライフルの所持を禁止するよう求める動議を発動する予定があるそうです。銃所持規制は連邦政府にその権限があるため(アメリカのように各州政府が権限を持っているわけではなく、連邦政府が一元管理している)、連邦政府を動かして法を変えるしかないんです。


この動きはモントリオール市議会だけでなく、トロント市議会でも同じように銃規制を求める動きがあるそうです。私はこの運動には大賛成です。アメリカから流入してくる銃も数多くあり、それが犯罪に使われていますが、でも確実に銃を所持する「入口」を一つでもつぶせるなら、やるべきだと思います。


ただし、です。まだ記憶に新しいトロントでの銃乱射事件。この事件の後、トルドー首相はカナダの銃規制について記者に問われた際、「検討している」としか言わず、言葉を濁しております。アメリカほどではないけど、銃関連会社のロビー活動により動きがとられないのかな?また、リベラル・左派なので、「規制」するのが嫌いなのかな?

この中に関する問題も、選挙の焦点になってきそうですね!


とにかく、モントリオール市議会、ぜひ動議を発動して連邦政府に圧力をかけてもらいたいです!






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