まずはこちらの映像から:


これは先月8月にケベック州においてトルドー首相がコメントを述べている場面。
この集会において、ある女性がトルドー首相にしつこく質問を繰り返します。それはカナダ連邦政府がケベック州政府に約$1億4600万ドル(およそ12億円相当)の資金注入をするというもの。実はこのお金、去年から引き続き問題となっている、カナダへの不法入国者対応に関するお金。


カナダへの不法入国者の大部分がケベック州との国境から入ってきており、この件に関してはカナダ連邦政府が補助金として上記金額を支払うことを約束。この女性はこのお金がいつ入ってくるのかと質問しているんです…

ILLEGAL AUG252018 01
(やっぱり、どうしても首相としての適性に欠けていると思うんです。Global Newsサイトより。)

それに対してトルドー首相、あまりのしつこさにイライラしたんでしょう、「ここには人種差別が入り込む余地はありません。(“Your racism has no place here”)」と彼女に対して言ったんです。


後に分かったことですが、この質問をしていた女性は極右団体に所属しているそうで、そのことからもトルドー首相への質問が「反不法入国者」と言う風に聞こえたのかもしれません。でもそれにしても、自国民に対して、しかもただ質問をしているだけの人に対して「人種差別」と言う言葉を使う・・・。そのセンスがやっぱり信じられませんし、この件に関してトルドー首相は謝る気はないようです。


この件に関してはネット上でも賛否両論。リベラル派は勿論トルドー首相を擁護していますが。。。


でも、本当にトルドー首相は「どこの国の首相」なんでしょうか??不法入国者を言葉遊びで「IllegalではなくIrregular」と言う風に言い換えて自分の行動を正当化しようとしたり、不法入国者もカナダの移民プロセスに従ってもらうので、すぐに移民が受け入れられるわけではない、と言ってみたり・・・。


でも問題は、「不法に国境を侵しても受け入れてくれるカナダ」と言う誤ったメッセージを世界に向けて発信していることと、入国に関する「ルールをカナダ政府自身が守っていない」と言う点。なので、本当、トルドー首相は何のためにカナダの首相になったのか、不思議でなりません。

ILLEGAL AUG252018 02
(きちんとした不法入国者対応をしていればこんなことにはならなかったはず。Global Newsサイトより。)

やっぱりカナダにはカナダのことを一番に考える人が首相になるべきだと思います。それは左派とか右派とか関係なく、世界中どこの国でも「国民に選ばれた」政治家は「国と国民」のことを第一に考えるのが当たり前。その大前提条件を無視するトルドーさんは、あの頭のおかしい、日本政治史上最低だった鳩山首相(民主党)と同じような気が。


ともあれ、カナダのことを第一に考えることができる人が次の選挙で首相になって欲しいものです。






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