こちらはノバ・スコシア州での出来事。ノバ・スコシア州の街・New Minasに暮らすMichelle Youngさん。彼女の14歳になる息子さんは、毎日片道2時間近くかけて、自宅からおよそ車で10分くらいの距離の学校に通っているそうです。彼女に時間がある時は勿論送り迎えをしているそうですが、仕事を持っているとなかなか毎日の送り迎えは難しいもの・・・。

SchoolBus SEP162018 01
(通学バス利用の意味自体がないような・・・。Global Newsサイトより。)

それにしても片道2時間っていうのはばかげていますよね。これに対してMichelle Youngさんは苦情を申し立てたんですが、交通局からの反応はなし。あっても、「今忙しいので」という、あり得ない反応。まあ、カナダではよくある、「仕事のできない、責任感の全くない公務員」の態度ですね。本当、カナダだけでなく、「公務員」という職種・制度は、「仕事ができない、責任感を持てない人間を作り出し、維持するために税金を使う」ものっていうのがぴったりですよね。「組合」という数の力で自分たちの都合の良いことだけには一生懸命だけど、あとは「いかに楽して金もうけするか」しか頭にない・・・。公務員こそ毎年精査されるべきもので、Permanent職ではなく、精査によって継続かクビかを決めるContractにすればよいのに・・・。


話が逸れましたが、上記Michelle Youngさんのケース。これ結局スムーズな解決策は見つからないようですね。ただこのニュースを見て、良い悪いは別として、海外と日本の考え方の差っていうのがはっきり見える気がします。


海外の場合は、「100%の人たちを納得させるのはしょせん無理だから、80%の人たちを満足させれば、残り20%が不満を言おうがどうしようが良し」とするやり方だと思うんです。上記件がまさにそう。Michelle Youngさんの息子さん一人が迷惑をこうむろうと、他の大多数が問題なければ、市としても学校としても対応は積極的にはしませんよ、と言うスタイル。これはこれである意味合理的とは思いますが、人間味のかけらもないですよね。


一方日本の場合は真逆。「全ての人が平等に同じ権利を受けるべき」という考え。例えば、上記のようなケースの場合、日本であれMichelle Youngさんの息子さんのために新たに1台バスを入れそう。例えば、ある人口が少ない地域において、子供がいる家庭がいくつかあったとします。カナダの場合はその子たちが一番近くの学校に通えるように通学バスを手配しますが、その通学時間が1時間だろうが、2時間だろうがは、市や教育委員会は関知しないという考えません。一方日本の場合は、その地域にその子たちのために新しい学校を作ろうという発想。これはコスト増になるんですが・・・。


どっちもどっちで一長一短ありますが、でもこのMichelle Youngさんのケースは完全に行き過ぎと言うか、行政がまともに機能していない証拠だと思います。これは子供たちのためにも早急に解決画筆世だと思います!







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