来年2019年に連邦議会選挙、いわゆる総選挙を迎えるカナダ。総議席数338議席をかけて各政党が火花を散らします。現在、与党リベラル党は183議席と過半数を超える54%の議席を獲得。次いで野党第一党の保守党が96議席の28.5%。そして本日の話題であるNDP(New Democratic Party = 新民主党)が41議席で12.1%となっています。


そのNDPで去年の党首選を勝ち抜き、現在党首となっているのがJagmeet Singhさん。写真の通り、インドの出自を持つカナダ人です。かれ、実は連邦議会に席がない、つまり議員さんではないんです。そのことでNDP内部で結構ぎくしゃくしているようで、「何故議員でもない人間が党首なのか」と言った軋轢が・・。多分党の幹部クラスとの折り合いが悪いんでしょうね、1年経った今でも。

SINGH SEP162018 01
(NDP党首のJagmeet Singhさん。Global Newsサイトより。)

そんな状況を打破しようと、Jagmeet Singhさん、現在BC州の補欠選挙への立候補を画策しているようです。と言うのは、このBC州選出のNDP議員さんがバンクーバー市長選挙に転出する予定で、その補欠選挙に自ら立候補うする、と。ただそれにも問題が。と言うのは、この補欠選挙、確実に来年の「総選挙」に向けた試金石になるから。Jagmeet Singhさん率いるNDPがどんな「未来絵図」を描いているのか、その部分をはっきり表示しないと票は見込めないんです。が、Jagmeet Singhさんはまだはっきりと具体的な政策を明らかにしていません。


更に、党首就任から現在に至るまで彼の取った行動等のうち、やはり批判の的になっているのが出自であるインド・シーク教に関して、インド政府に向けられたものなど。この行動に対してはカナダ国民から多くの批判・疑問が投げかけられました。「彼は本当にカナダのためになる人なのか、それとも自分の出自の方がより大事な人なのか」と。


はっきり言ってこの行動はかなり痛かったみたいで、2018年のNDPへの政治献金は2017年に比べて約10%減の約1億円減となっています。



前回2015年の総選挙ではそれまで8年間カナダ政府を率いてきた保守党政権に対する批判から左派のリベラル党へ票が流れましたが、それ以来、リベラル・NDPと左派の動きが「行き過ぎ」気味になっているようで、その揺り返しが来年の2019年の総選挙で起きそうな気配ですね。それはオンタリオ州議会選挙の結果、及び来月のケベック州議会選挙の結果で見えるかもしれません。更に、このBC州の補欠選挙も。


もしケベック州議会選挙とBC州補欠選挙でリベラル党及びNDPが負けた場合(オンタリオ州議会選挙では既にリベラル党が歴史的大敗を喫しています)、やっぱりカナダ国民の意見として「行き過ぎた左派傾向にNO」を突き付けているんだと思います。


今後1年間は本当に目が離せないし、選挙絡みのブログが多くなると思いますが、よろしくお付き合いくださいませ!







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