本日の話題はケベック州の移民について。ケベック州の「高スキル移民」を利用してパキスタンから移民してきたAbdul Waheedさん。彼は化学の博士号を持ち、移民後はフランス語も習得。でもここケベック州で彼が得た仕事は彼の専攻とは全く関係のないコールセンターの仕事のみ・・・。


このことでAbdul Waheedさん、今ケベック州から他の州へ引っ越すことを考えているそうです。


一方カナダ連邦政府はずっと「カナダは労働力が足りないから移民を増やすべき」と言う立場。少なくとも、現状の年間受け入れ移民数を維持したい考え。でも実際はどっちなんでしょう??受け入れた移民が仕事がないんですよね・・・。

IMMIGRANTS SEP292018 02
(インタビューに答えてくれたAbdulさん。CBCニュースサイトより。)

確かに、Abdul Waheedさんの博士号がカナダでも認められている大学のものなのかどうか、本当に化学に関する職歴があったのかどうか、そこは移民時に調べられていると思います。実際、自国では医者だった人が、カナダでは全く使えない、つまりカナダで医者として働くにはレベルが低すぎるっていうケースも聞いたことがあります。なので、いくら博士号を持っている、大学を出ているとは言え、それがきちんと「カナダでそれを専門に仕事できるレベルかどうか」のチェックは必要と思います。


が、やはりこれは政治の問題だと思います。ケベック州議会選挙でCAQが主張しているのがケベック州の移民熟れ入れ数の削減。これは移民がケベック州に居つかないっていうのもありますが、私はこういった現状もあってのことだと思います。つまり、各州の移民の受け入れ数って実は連邦政府が決めて、それを各州に押し付けているんです。今のトルドー政権はリベラル色を前面に出して、移民大歓迎と言う姿勢を示していますが、それがこういった問題、つまり、「適正な職種を適正な数」だけ移民者を受け入れるということをしなかったために起きた問題、だと思います。

IMMIGRANTS SEP292018 01
(CAQが主張する、移民数削減と州によるコントロール。実現するんでしょうか・・。CBCニュースサイトより。)

このブログが出ている頃にはもうケベック州議会選挙の結果も出ていると思いますが、移民問題は世界的に各国で高い関心を持っているもの。ここカナダでももう少ししっかりと現実を見つめて考えるべきでしょうね。







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