今回はカナダ連邦政府のお話。私もざっとニュースを見ただけですが、また連邦政府と州政府の対立が出てきているみたいです。その対立のタネとなっているのが、リベラル政権お得意の「理想の世界」の案件。


カナダではCarbon Tax、いわゆる二酸化炭素税の導入を進めていて、各州政府が独自にプランを策定し、それを連邦政府が認めればその案が、認められない場合もしくはそもそもプランがない場合は、連邦政府の税率($20/トン)が適用されます、来年1/1より


で、これに真っ向から反対しているのがオンタリオ州とサスカチュワン州。特にオンタリオ州は今年の州議会選挙で保守党が圧倒的多数を獲得して前政権のリベラル党が大惨敗を喫したばかり。そのオンタリオ州の首相・Doug Fordさんは、この法案自体「カナダの経済成長力、競争力等を損なう愚の骨頂。そもそも、二酸化炭素排出をきせいするなら、カナダのような人口の少ない国よりも中国やインドをそのテーブルに乗せるべき。そこが参加していない以上、この法案がどれだけ地球環境に影響するか疑問だ」と。

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(連邦政府の二酸化炭素税導入に反対するオンタリオ州・サスカチュワン州の首相。Global Newsサイトより。)

これは確かにそうかも。カナダでやるのも良いですが、まずは影響力の大きいところからやってもらわないと、地球全体から考えても意味がないと思います。なので、Doug Fordさんはこの考えを広めて支持を集めるべくカナダ西部(BC州やアルバータ州など)を回る考えだそうです。


それに対してトルドー首相は「一部の人間、特に保守党の人間がいまだに大気汚染にお金を払うべきではないと考えているのは残念」と発言。まあ、気持ちはわかりますよ、トルドー首相の。だってリベラル色の強い案件を通すことだけが彼の存在意義ですから。その部分を拒否されることには全力で立ち向かうことでしょうね。

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(相変わらず夢の世界・自己満足の世界に住んでいるトルドー首相。Global Newsサイトより。)

ただ一方でDoug Fordさんやサスカチュワン州の首相・Scott Moeさんの声こそ直近のカナダ国民の声なんです。つまり、「お花畑で空想のお話をしていないで、現実に目を向けて、改善する道を取って欲しい」と言うこと。上記のように、仮にカナダで二酸化炭素税を導入して二酸化炭素量を削減したとしても、それをはるかに上回る量を中国やインド、アメリカなどの大国が垂れ流しにしているんです。まずはそこから解決すべきなのに、いかんせん国際政治力が皆無なのでそれができないトルドー首相。では誰向けのアピール??それは勿論「自分自身」。つまり、「俺って環境にやさしく、弱者にも優しい最高の人間!」っていう自己評価が欲しいだけ。


ちょっと言葉は厳しいですが、私にはそう映ります。地球環境を考えるのはもちろん大事ですが、それこそ一国でどうこうできるものでもなく、現実問題としてカナダ一国でやっていったとしても影響はほぼないでしょう。であれば、「現実」に目を向けるべきだと思います。そもそも二酸化炭素税も結局は国民の税金から賄われるものですからね。


国民からの税金、カナダ国内のシステム等を、自己満足のために使う姿勢にはっきりとNOを突き付けたのが今年の統一地方選の結果ではないんでしょうかね?まずそこをしっかり見つめなおさない限り、トルドー政権はダメだと思います。コメント欄にももう来年の総選挙の話が沢山出ていて、「2019年にはもうトルドーはいないから」「あと1年だね」と言うものが沢山・・・。


総選挙までまだ時間があるので、もう少しまともな政策を実行していってほしいものです。そうでないと逆に、「どうせ後がないなら自分のやりたい放題やってやる」っていう、自暴自棄での政権運営になって怖いから・・・。


他のカナダ国民と同様、私も来年の総選挙が待ち遠しいです!







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