これはもういたずらと言えないレベルかもしれませんが・・。まずはこちらの映像を:


モントリオール市の選挙区・Outremontに、Québec Solidaire党より立候補していたイスラム教徒女性・Ève Torrèsさんの選挙ポスターに落書きをする女性が。"un État laïc"と書かれています。これ、意味(意訳)は「ケベック州は特定宗教とはかかわりない中立の州なんですよ」と言う意味。明らかにイスラム教徒に対する当てつけと言うか嫌がらせですね。

POSTER OCT062018 01
(落書きをする女性2名。CBCニュースサイトより。)

このビデオを撮影した人はすぐに警察に通報しています。が、警察では被害届が出ない限り捜査はしないそうなんです・・。確かに今回はイスラム教徒に対するものだったのでニュースになっていますが、選挙期間中、選挙ポスターへの落書きは結構他の候補者でもやられていました。


ただ繰り返しますが、今回の件がニュースになったのはやはりイスラム教と言う宗教絡みだから。人々の中には潜在的なイスラム教徒の増加に対する恐怖を感じる人たちもいて、それが悪い形ですが、表面に出てきたのかも。私の家の近くの選挙区でも、主要政党4政党のうち、イスラム系の候補者が3名と言うところもありました。残りの1名は現職でフランス系の人だったんですが、結局この人が議席を獲得。

POSTER OCT062018 02
(落書きされたポスター。CBCニュースサイトより。)

今回のニュースのようなことはひどいと思いますし、罰せられてしかるべきだと思いますが、CAQの躍進、そうしてこういった人たちがいるということ自体、イスラム教徒の「数の力」に恐怖を感じている人たちが多いってことだと思います。悲しいことですが、こういったことが起きるということは何かしらの原因があるはず。それを政治の力で解決していってほしいと思います。前政権のリベラル党は基本的に連邦政府と同様、「イスラム教徒への肩入れが強すぎる、ケベック州民への対応はあまりしない」と言う姿勢でしたからねー・・・。それが逆になるように、とは思いませんが、ある程度の「落としどころ」をCAQには見つけて欲しいものです・・。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク