ちょっと前のブログで再度私なりの移民制度、外国からの労働確保について、おこがましいですが意見をさせていただきました。


まあ、やはりこれからも日本が継続的に成長を続けていく場合、どうしても労働力の確保は必要だと思いますが、「無条件」に労働力を確保するのではなく、「きちんとチェック・審査して、必要な職種に、適した人」のみを迎え入れるべきだと書きました。そうしないと、今のアメリカやヨーロッパで起きている、私が思うに「ぶり返し」が、近い将来日本でも起こると思います。


さて一方ここカナダ。カナダでは毎年沢山の移民を受け入れていますが、正直景気自体はそこまで良いとは思えません。勿論、経済成長は続けていますが、例えば最近だけでも、

- La Presseと言う地方紙が人員カット(約40人ほど)を実施。
- 航空業界大手のBombardierが5,000人規模の人員整理計画を発表。
- ホームセンター大手のRona(親会社はLowesと言うアメリカの会社)が不採算店20店舗の閉を発表。

LAYOFF NOV102018 01
(Bombardierでは毎年大量解雇やっている気が・・。Global Newsサイトより。)

などなど、結構な勢いで人員整理が始まりそうなんですよね。こうなると、人手があまり状態になるんですが、それを「移民ビザ許可」を使って調整するっていうわけでもないんですよね、カナダの場合。前にもお伝えした通り、カナダでは年間の移民受け入れ数を連邦政府が決定して、それを各州に割り当てるんです。で、各州はその人数(ケベック州の場合は確か今のところ年間5万人)を受け入れないといけないんです。

LAYOFF NOV102018 02
(カナダ国内のRona閉鎖店舗一覧。Global Newsサイトより。)

現在のケベック州政府与党・CAQ党は、この移民受け入れ数をケベック州がイニシアチブを取って決定し、且つ削減するということを公約に掲げて先月の州議会選挙で大勝利したんです。確かに最近の労働状況を見るとそれも必要だと思いますが、でも最近連邦政府政党・労働党のSheers党首とCAQ党首で現ケベック州政府首相François Legaultさんがお話しした際、労働党も移民受け入れ数削減は、リベラル党のトルドー首相と同じく反対を表明する、と言うことでした。つまり、連邦政府政党はリベラル党も労働党もどちらも移民受け入れ数はこのままもしくは増やしていくという政策のよう。


でもそれはどうかな。。。来年の総選挙時には若干ニュアンスが変わる気がします。と言うのは、カナダでもアメリカやヨーロッパと同様、「声なき市民の声・顔の見えない市民の声」として、移民政策への寛容性に不満を持つ人が増えているから。それが結果的に、各州議会選挙でのリベラル党の大敗→右派勢力の躍進と言う形で出てきていますから。


こういったところを、日本の政治家・官僚はしっかりと見て、自分たちの国のために役に立てて欲しいものです。。。








(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク