11月の下旬、モントリオール市内で、インターンシップに参加した学生らが、「インターンシップで働いた分の賃金を企業は支払うべきだ」と言うことでデモを行いました。カナダ全土でそうかもしれませんが、大学やCEGEPと呼ばれる学校では、卒業までの単位の一つとして企業研修、いわゆるインターンシップが科せられているところが沢山あります。で、彼らの言い分は「他の社員と同じような量・内容の仕事をしているのだから、賃金が支払われるべき」とのこと。

Internship NOV242018 01
(まあ、気持ちはわからないこともないですが…。CTVニュースサイトより。)

カナダの学生は基本学費等は自分で払っているので、バイトを掛け持ちしたりと大変なことは十分理解していますし、感心してもいます。が、これはちょっと別なのでは、と。以前も、北米一学費が安いここケベック州で学費をちょっと上げたら信じられないくらい大規模なデモを行っていましたし、正直やっぱり学生特有の「甘ったれ」た感覚だなー、と思ったものですが、今回も同じ感想です・・・。


「他の社員と同じ寮・内容」の仕事をしたといいますが、それはあくまでも「正社員のフォローがあって」のこと。つまり、学生たちに職業訓練を付けるために、正社員が自身の仕事を他に回して学生に「サービス」として仕事を教えているんですよね。そのあと正社員さんは遅れた分をどこかで取り返すために、残業等をしないといけないかもしれません。また、会社側から見れば、一時的なスタッフのために正社員の時間を削るのは経費(コスト)増を招くだけで”旨味”は全くありません。「この学生は使えるかも」と言う、いわゆる青田買い的なメリットはあるでしょうが、社員の時間と労力を削ってまでサービスするのは会社側の「好意」であることをしっかり学生は理解すべき。インターンを受け入れている時点で既に「マイナス」が大きいんです、会社側は。


それに加えてインターンを「有償化」(勿論、沢山の有償インターンがあります、モントリオールでも)してしまうと、多分インターン受け入れ企業は少なくなると思います。つまり、学生自身が単位のためにインターンを探すことが困難なことに。もしくは、「誰でもできる単純作業」のところにしかインターンできないかもしれません。だって会社としたら、既に余計なコストがかかっている上に更に賃金を支払わないといけないとなると、二の足を踏むのではないでしょうかね?


まあ、学生さんたちも卒業後に働きだしたら自分たちの要求がいかに自分勝手と言うか、会社のこと組織のことを分かっていないかと言うのが見えると思います。








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