世界中で色々と、しかも毎日問題が起こっていますよね。。日本も隣国から不当なというか、理解できない行動を起こされて、日本国民及び政府ともあきれていると思います。。。


さて今回は当ブログでも何度もお話ししている「移民」問題について。特に今一番大きな問題になっているアメリカ-メキシコ国境での件。


まずは、日本語の訳にうまくこの件を表現できる単語がないんだと思いますが、新聞報道等で何度も「移民」っていう表現がされていることにとても違和感を感じているんです。これはもしかしたら私だけの感覚かもしれませんが、何と言いますか・・・。私もカナダに「移民」している身ですが、いまアメリカ-メキシコ国境にいる沢山の南米の人たちを同じ「移民」とひとくくりにされるのはやっぱり納得がいかないんですよね・・・。まあ、私に何かこの「呼び方」で何か不利益があるわけでもなんでもないんですが・・・。ただ彼らはまだ「移民」ではなく、あくまでも「移民を目指す」人々。もっと言えば、去年からカナダでも問題になっている不法越境者と同様、「正規の手順を踏まず、不当に移民しようとする」人々なんですよね。

Migration NOV262018 01
(この数を見ると、やっぱりちょっと怖い気持ちになりますよね。。Zerohedge.comサイトより。)

今現在(現地時間:11/26)、トランプ大統領はアメリカとメキシコ国境の封鎖にも言及していますが、これは「アメリカの最終的な責任を負う人物」としては至極当たり前の行動だと思います。もちろん、「移民を目指す」人たちの状況・理由も、同情する点は多々あります。でもだからと言って、「数の力でルールを捻じ曲げ、自分たちの好きなように」行動するのはおかしいですし、これを認めてしまうとアメリカはもっともっとトラブルに巻き込まれてしまうでしょう・・。


なので、トランプ大統領自身を嫌っているアメリカ人はたくさんいますが、今回の彼の行動自体には賛成という人がたくさんいます。これはある意味アメリカの正義をトランプ大統領が体現している点を、アメリカ国民が認めている・頼もしく思っているのでは?と思います。数の力で、大声で自分たちの都合ばかりを述べて一方的に相手(この場合はアメリカ)に譲歩を要求しようとしている集団に対して、一歩も引くことなく「アメリカ政府・大統領としてやるべきこと」を、躊躇なくやる意思を見せるトランプ大統領。


ある意味、私はうらやましいと思いました、アメリカ国民が。同じような状況に日本が陥った場合、果たしてトランプ大統領と同じ行動をとれるのかな??はなはだ疑問。日本には「日本は日本人だけではない」と言った頭のおかしな元首相もいますし、比較的原理主義的というか過激的というか、そういった種類のリベラル思想を持つ人が沢山いるような気がするんです。


いま日本では入管法の改正や新在留資格の件で揉めていますが、これは本当にしっかりと議論してほしいです、何度も言っていますが。単純に目の前の「労働力不足」だけを見て、しっかり議論しないと、必ず日本にとってはダメージしか残らないと思います。これも何度も言っていますが、私のいるカナダでは社会保険費がものすごく高いんです。お給料からの天引きもものすごいですよ、日本と比べて。これ、色々な理由がありますが、でも大きな点は「移民者の家族の医療費負担」を税金でやっているから。つまり、「それまでカナダ経済に何の貢献もしてこなかった人達が”家族ビザ”という形でカナダにきて、カナダ国内の医療機関でサービスを受けている」ことがものすごく多くなって、とてもサービスを維持するお金が足りないから徴収率(お給料からの天引き)がどんどん上がってきているんです。


今の日本の入管法改正や新在留資格では、たぶんこれと同じ状況が日本でも起こりますよ。この件、すでにカナダではたくさんの市民が不満を感じています。同じような状況に日本もなると思います、このままでは・・。


今このブログを書いている時点で、安倍首相の支持率が50%を超えた、というニュースがありました。基本的に私も安倍首相の今までの功績には肯定的ですし、安倍首相だからこそ世界各国のリーダーから信頼を得て、TPPなどの締結が成し遂げられたと思っています。でもこの入管法及び新在留資格は賛成できません。もっともっと十分な議論を尽くして、少なくとも1年以上の時間をかけてやるべき。


そうしないと、多分次の総選挙(2021年ごろ?)で、ヨーロッパや南北アメリカのように「右寄り」の政党が出てきた場合、かなり躍進する気がします。政権を取るまではいかないでしょうが、存在感を示せるくらいの議席数は確保しそう。


政治家さんは今の状況もそうですが、次の世代のことも考えて行動しているはず。次の世代の子供たちがトラブルに巻き込まれないよう、今からしっかりと考えた行動をとってほしいものです。そうしないと、上記のように日本国内の”移民者”による財政圧迫、および数の力でごり押しで入国してくる人々が出てくると思います、今のような誤った”メッセージ”を出していくと。


日本は人権を尊重し、一人一人の文化的背景・宗教的背景・政治的背景等を尊重します。しかしながら、ルールに沿わないやり方等、もしくは日本人に被害やトラブルが出てくるような事案に関しては、日本政府としてまずは日本人を第一に考えて行動します。」と、まあ当たり前のことですが、こういったことをしっかりと内向きにも外向きにも発信してもらいたいですねー。








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