結構興味深いニュースです。カナダのコンサルタント会社・J.C. Williams Groupの調査によりますと、カナダ全体では年間$2,748カナダドル(約20万円強)をオンラインショッピングで使っているそうで、特に西部州のBC州では$3,368カナダドルと、他州に比べて突出して大きく、続いてアルバータ州とオンタリオ州がともに約$2,996、$2,926でこれまた$3,000近くを消費しているそうです。

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(州別のオンラインショッピングにかけるお金。Global Newsサイトより。)

一方ここケベック州は$2,236(約17万円強)と、なんと一番オンラインショッピングで使っている額が小さいんです。意外でした・・・。


ただ項目別にみると、BC州やアルバータ州、そしてオンタリオ州ではファッション関係のオンラインサイトを利用している割合・額が一番大きいんですが、ケベック州では食品等で利用する割合・額が一番大きいんだそう。

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(ファッション関係の支出。Global Newsサイトより。)

まあこの調査結果は色々な要因が作用していると思うんです。例えば、都市部と郊外ではオンラインショッピングを利用する率が違ったり、世代間でも違いますしね。なので、おおざっぱに言うと、人口が比較的多くて、且つ若い世代も多い州(それがBC州やアルバータ州、オンタリオ州だと思うんですが)では、オンラインショッピングと言うスタイルが合っているので比較的よく利用されている。

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(食品関係の支出。Global Newsサイトより。)

一方、カナダ一広い面積を誇り、沢山の田舎都市を持つケベック州では、モントリオールやケベックシティなどの都市部ではオンラインショッピングの利用者は多いが、その他の地域ではあまり利用されない、っていう感じでしょうかね。

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(ついでにレクリエーションの支出。Global Newsサイトより。)

でも調査結果が示しているように、ケベック州では食品のオンラインショッピング利用は大きいんです。これは勝手な推測ですが、やっぱり田舎の方や年配の方にとっては、遠くのスーパーに行くより、オンラインショッピングの方が利用価値があるってことではないでしょうかね。ファッション関係のいわゆる「無くても良いもの」よりも、より「ライフライン」に近いものに利用されている、それがケベック州の利用状況。


うーん、やっぱりデータでみると面白いですね、州毎に個性があって!








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