モントリオール市長のValérie Planteさん、モントリオール市交通局のSTM(地下鉄とバスを運営)等の公共交通機関の運賃を引き下げて、低所得者も利用できるようにするという改革案を発表しました。

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(のりのりのValérie Planteさんですが・・・。Global Newsサイトより。)

が、その直後にモントリオール市の周辺都市や地区、合わせて15の市長や地区長が一斉に反対を表明しました。


理由はモントリオール市での運賃改定はその他の都市に影響が出てくるから。例えば、私の場合はモントリオール市の隣のラバル市に住んでいて、ラバル市にはラバル市の公共交通機関・STLと言うのがあります。ラバル市はモントリオール市のベッドタウンでもありますので、モントリオール市に通う人が沢山います、私や奥さんのように。なので、バスや地下鉄の運賃やパスなどもSTMとSTL共通で使われているんです。多分、その他の周辺都市でも同じ事情だと思います。

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(まずはサービスの向上を・・・。Global Newsサイトより。)

つまり、STMが運賃改定した場合、その流れでSTLも同じように改訂しないといけなくなる恐れが出てくるんです。


更に、周辺都市や地区の人たちがモントリオールの公共交通機関に望むこと(これはモントリオール市に住む人も同じだと思います)は、「サービスの充実・安定・信頼」だと思うんです。時間通りにバスが来ない、勝手にバスが欠航になる、地下鉄が動かない、などなど、こういったトラブルがしょっちゅう起こるんです。


なので、上記15名の市や地区のトップたちも、「まず優先順位が高いのがサービスの向上。その上で料金等は話すべきだ。」と述べています。私も激しく同意します、この意見。まずはサービスの向上から。当たり前のことですが、これが一番必要なことだと思いますよ、今のモントリオールには。


さてこれも今後どうなるか、ちょっと注目ですね。だって私たちの生活に直結しますから・・・。







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