オーストラリア政府の内務大臣・Peter Duttonさんによりますと、オーストラリア政府はメルボルン生まれでオーストラリア国籍保持者のNeil Prakashさんの国籍はく奪を検討しているとのこと。Neil Prakashさんは、ISに加入しその後沢山の兵士をISのために勧誘したそうです。


オーストラリアでは二重国籍者はオーストラリアの法律に照らし合わせて、もしテロ行為を行っていた場合は、オーストラリア国籍をはく奪できる仕組みなんだそうです。このNeil Prakashさんもそのケースのようで、彼以外に今まで11人の二重国籍者がオーストラリア国籍をはく奪されているそうです。

Australian DEC292018 01
(オーストラリア政府の内務大臣・Peter Duttonさん。Global Newsサイトより。)

これ、二重国籍者に限定されますが、でも良い法律だと思います!でもトルドー政権では無理でしょうね、同じことを導入するのは。「理想大好き・弱者大好き、現実は関係ない」と言う姿勢ですから・・・。逆に、海外で身柄を拘束されているカナダ国籍の元IS兵士をカナダに帰還させようと動くくらいですから。海外でテロ行為に携わった人間、それがいかに自国民であっても、そういう人間は逮捕された国で裁きを受けるべき。それをカナダへの帰還を実現させようと政府が乗り出すとは、私はちょっと理解できません・・・。


ともあれ、このオーストラリアの行為はカナダも見習うべき。少なくとも、永住権保持者の永住権はく奪、二重国籍者のカナダ国籍はく奪を考えるべきだと思いますよ、「カナダに不利益を与える者」に対しては。これは日本もしっかり見ていた方が良いと思います。これも何度も当ブログで話していますが、二重国籍者や永住権保持者で、カナダの利益よりも(カナダ国民・カナダ在住者としてカナダの法律やルールに従うよりも)自分のルーツやその文化等に優先的に従い、カナダの利益・カナダに住む人々の利益等を損なわせる人たちは、はっきり言って必要ないと思います。


ここをうまくコントロールしないと、「カナダ(日本)」と言う国自体がなくなりますからね。


このケース、しっかりとトルドー政権は肝に銘じてもらいたいと思います。そして日本政府もしっかりと「良い例」として反映させてほしいと思います。







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