まずはこちらの映像から:


カナダ国内でも中国政府によるカナダ人の不当拘束に対するデモが繰り広げられていますが、そんな中、カナダ国会議員が中国を訪問する予定だそうです。ただし、中国側とはこの「カナダ人拘束事件」について協議する予定はない、と。

China JAN052019 01
(この訪問、税金の無駄遣いとしか思えません・・。Global Newsサイトより。)

その理由について中国訪問団の一人・Joseph Day議員は、「この問題は政府間で交渉すべきで、国会が乗り出すものではない。国会が乗り出して、現状の交渉を邪魔したくない。」と発言。じゃああなたたち国会議員は誰によってえらばれているんですかね?ちゃんと理解しているんですかね??


確かに政府間交渉の邪魔をしたくないのはわかります。じゃあなぜこの時期に中国訪問??


これはあれですね、韓国とごたごた起こしている最中に韓国を訪問して、何にもできなかった・何の意味もなかった日韓議員連盟と同じですね。カナダ国民の税金を使って中国を訪問して、不当拘束について一つも発言をしない。。。本当、何のために今中国に行くんでしょうか??記事ではこの訪問は、ファーウェイ事件以前から決まっていたものと言っていますが、キャンセルしても良いのでは??


実際、現政権の旅行等担当大臣のMelanie Jolyさんはこの事件発生後に中国訪問を取りやめていますしね。やろうと思えばできること。それをしないということはこの議員団は「中国政府の息がかかった人たち」と捉えられる可能性もあると思いますよ。勿論、代表団の中の何人かの議員さんはこの不当拘束問題を中国政府に対して意見する、と言っていますが。


まあこのJoseph Day議員さん自身、中国よりの発言をこの記事でも繰り返していましたし、確実に中国政府関連から何かしらを得ているのでしょうね。。政治献金とか?


このニュースのコメントには勿論批判が沢山。「腰抜け」「弱虫」「税金泥棒」などなど、もう本当にこの訪問自体に意味が見いだせないという意見が圧倒的です。私もそう思います。


今回図らずも、日本とカナダにおいて同じように外交摩擦が続いている国への議員訪問団のケースが出ましたが、どちらもやっぱり「弱腰」と言うか、「訪問の意味が見いだせない」ものですよね。もっと言えば、「相手側と個人的に利害関係があるのではないか」と疑われても仕方ない行動しかとれないように見えます。


確かに外交問題って複雑ですが、相手側への忖度を重視しすぎると、足元の自国民から完全に愛想をつかされ、結果そういう人たちは政界から強制的に排除(落選)させられると思いますよ。


ただまあ、個人的に今回の日本とカナダのケースで「今後」につながりそうだなと思ったのは、こういった外交摩擦が起きることで国民に「今実際何が起こって、国がどう対応しているのか」がわかって、且つ注目を浴びていることですね。これが選挙時の「公約」に入ることもあるだろうし、こういった外交問題に対する姿勢で投票先を選べることになりますしね。


今年は日本では参議院選挙、そしてカナダでは総選挙と選挙年。日本の場合は政権交代の対象となる選挙ではありませんが、そういった点で候補者を選別する人も沢山出てくると思います!








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