まずはこちらの映像から:
来月2月に、BC州のBurnaby South地区において、国政の補欠選挙が行われます。この補欠選挙には複数の人たちが立候補していますが、注目はなんと言ってもNDPの党首であるJagmeet Singhさんでしょう。彼はNDPの党首に選出されましたが、議席を持っていなかったんです。まあ今年秋に総選挙がありますが、それまで待てないということでしょう、今回の補欠選挙に立候補しています。
さてもう一人、悪い意味で注目されたのがKaren Wangさんと言う、リベラル党から立候補した中華系カナダ人。なんと彼女、SNS上で今回の選挙に関して、「私は立候補者の中で唯一の中華系候補。投票率が上がって、16,000票獲得できれば当選できるはず!私のライバルはNDP党首でインド系のJagmeet Singhだ!」と投稿したんです。
何が問題かと言うと、なんで「カナダ」の国政選挙で、「自身のルーツ」を元にした投票を呼びかけ、且つ相手候補者の「ルーツ」を攻撃材料にするのか・・・。全く理解できません。これには一斉に非難が集中。結果、Karenさんは釈明並びに謝罪をし、立候補を取り下げました。当たり前と言うか自業自得ですよね。
一方Karenさんに非難された形となったJagmeet Singhさんは、すぐにSNSに「自分はある特定の人種・文科圏・ルーツの候補者ではなく、アジア・アフリカ・ヨーロッパなど、Burnaby South地区に住む人々全員の代弁者となる候補者だ」と、すかさずKarenさんの失態を逆手に取った選挙運動を実施。多分このままJagmeetさんが当選するかも。
ただでさえファーウェイ事件に端を発し、最近はカナダ人に対して死刑判決を出した中国。正直、元々中国人に対しての印象が良くない中、更にこういう風に「中華系が徒党を組んで、カナダの国益・文化・利益よりも中華系の価値観を優先する」ような行動を起こすことに、該当者である中華系の人たちは危機感を持っていなかったんでしょうかね?もし持っていなかったんなら、相当奢っているんでしょうね、「中華系カナダ人の数の多さで、私たちは何でもできる」と言う風に。
このケース、何度も当ブログでお伝えしていますが、日本でもしっかり考えて欲しいです!数の力で日本人を祖に持つ人以外の人たちが国会議員と言う国政に関与できる立場に立つことの不安を。勿論、全ての人たちがそうだとは思いませんし、中には立派に自身が今住んでいる国に貢献している人たちも沢山います。がこういう風に「自身のルーツ」がバックに行動を起こす人たちは、たいてい「自身のルーツの価値観を、住んでいる国の価値観より優先する」もの。この点を日本の皆様にもしっかり見て欲しいと思います!
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